管理人のイエイリです。
夜間、クルマを運転するときは、相手ドライバーの表情や身ぶり手ぶりが見えないので、「このクルマはどうするつもりなんだろう」と悩むことが多くなります。
三菱電機は、夜間にクルマと周囲とのコミュニケーションをスムーズに図るため、「路面ライティング」という新しいコンセプトを開発、提案しています。
ナ、ナ、ナ、ナント、
路面をスクリーン
として活用し、クルマの周囲に前進するのか、後退するのかといった進行方向などを投影するシステムなのです。
これまではブレーキランプやウインカーなどがクルマの動きを予測する手かがりでしたが、道路上に光で大きく図形を描くことで、より明快にドライバーの意思を周囲に知らせることができます。
また、ドアを開けるときも、横の路面にドアが開くイメージが投影されます。
大きく、わかりやすいライティングによって、クルマの動きを直感的に察知することで、他のドライバーにもゆとりが生まれ、急ブレーキが減るなどの安全運転を促進する効果などが期待できそうですね。
このほか、ドライバー間の非公式な意思表示手段としては、パッシングやハザードランプなどもあります。
例えば、交差点でなかなか右折できずに困っているクルマがいるときにパッシングして道を譲ったり、逆に合流時に道を譲られたドライバーがハザードランプを数回点滅させて感謝の意を伝えたり、といった使い方です。
しかし、場合によっては誤解もありそうですので、路面ライティングによって
「お先にどうぞ」
と表示してあげると、相手ドライバーもスムーズに運転できそうですね。
そして「ありがとう」と路面に返事してあげると、交通マナーも譲り合いの精神でよくなりそうです。
なお、このコンセプトは10月29日~11月8日、東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」に出展されるコンセプトカー、「EMIRAI3 xDAS(イーミライスリー エックスダス)」に搭載しています。ご興味のある方はどうぞ!