管理人のイエイリです。
米国のベンチャー企業が、3Dプリンターで作ったニューヨークの都市模型インテリア事業に、多くの資金を集めたことが話題になっています。当サイトでもこんな記事を掲載しました。
一方、日本も負けていません。3Dプリンターによる出力サービスを行っているアイジェット(東京都港区)は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
カラー版の都市模型
をインテリア化した3Dジオラマ「3D Print Maps」を昨日(2月22日)に発売したのです。
今回は、港区東京タワー周辺、神宮球場周辺、広島城・原爆ドーム周辺の3エリアの模型を発売しました。
神宮球場周辺の模型は、既に解体されてしまった旧国立競技場が、カラーでリアルに再現されています。都市の記憶を永遠に残すことができますね。
模型は石こうパウダーを材料とする3Dプリンターで造形し、特殊な樹脂で硬化させ、樹脂塗膜で表面仕上げを行っています。
模型の縮尺は約4300分の1~約1万2500分の1の4種類で、サイズは90mm角~290mm角の4種類があります。90mm角のものが9800円(税別)、一番大きな290mm角だと14万円~(同)となっています。
140mm角以上のものには額縁フレームも付属しているので、手軽に壁などに飾れますね。
都市模型のもとデータには、ゼンリンが2014年8月に発売した「3D都市モデルデータ」を使用しています。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)、都市の熱流体シミュレーション、ゲーム開発などに使われる精密なデータで、車載型3Dレーザースキャナー「モービルマッピングシステム」などを使って計測されたものです。
ニューヨークの都市模型は、自分が好きな区画を指定して買うことができますが、この「3D Print Maps」は
エリアや縮尺を個別オーダー
して、好きな区画を好きな大きさで作ってもらうことができます。
他の都市の都市にも、サービスを順次拡大していくとのことなので、楽しみですね。