管理人のイエイリです。
三菱電機は、クルマで道路を走行しながら路面や周囲の街並みを3次元の点群データで計測する「モービルマッビングシステム(以下、MMS)」の有力メーカーとして知られています。
これまでは、クルマの屋根に3DレーザースキャナーやGPS装置を搭載し、 車内をバッテリーやセンサーボックス、パソコンなどの機器で埋めつくした専用車両を使い、計測していました。
三菱電機はこのMMSを計測精度はそのままで、機器を小型化した新製品「MMS-G220」を開発。2016年10月に海外、2017年度に日本国内で発売することになりました。
小型化の結果
ナ、ナ、ナ、ナント、
クルマから着脱可能
になったのです。
これまで荷物スペースを占拠していた機器類はなくなり、助手席にあった3台のモニターや車上部ユニットの一部は1台の高性能ノートパソコンに集約されました。
また、タイヤの内側に特殊加工で固定されていたオドメーター(走行距離計)も、タイヤの外側に着脱できるようになりました。
クルマから取り外した機器一式は、キャリングケースに入れて手軽に輸送したり、持ち運んだりすることができます。
輸送して、いろいろなクルマに取り付けて計測することが簡単に行えるので
海外ユーザーへの販売
や、メンテナンスがしやすくなりました。
三菱電機は自動運転システム用の3次元地図整備の需要増が見込まれている韓国を最初のターゲットとしています。さらにアジアやオセアニア地域にも展開を目指しています。
逆に、日本から海外に持っていって、現地のレンタカーに取り付けて計測することもできそうですね。
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