管理人のイエイリです。
社内外との情報共有や災害時のBCP(事業継続計画)などで、「クラウドコンピューティングサービス」の採用する企業が増えています。
ソフトウエアやサーバーを自社で買うのではなく、インターネット上のサーバーで動くシステムを、ウェブブラウザーによって使う仕組みのため、投資額が少なく、必要なときに必要なリソースだけをレンタル感覚で使えるので、経費節減にもつながりますね。
ただ、クラウドサービスの利用が増えたとき、サービスを提供する企業ごとに契約し、管理していくのは面倒です。そこで便利に使えそうなのが、日立システムズが運営するオープンクラウドマーケットプレース「MINONARUKI(みのなるき)」です。
ナ、ナ、ナ、ナント、
クラウドをクラウドで売る
「ワンストップサービス」を提供するサイトなのです。
オープンクラウドマーケットプレース「MINONARUKI」のウェブサイト(資料:MINONARUKIより。以下同じ) |
様々な業界向けのクラウドサービスをワンストップで提供するもので、各クラウドサービスを「知る」→「分かる」→「買う」の3ステップで利用できるシンプルな仕組みになっています。
建設業向けサービスは、先日、当コーナーでも紹介した工務店向けの基幹業務システムを提供する「住宅マネージャー on SaaS」や、電気・空調・衛生・建築に対応し簡単に使える「CRAFT-CAD」、携帯現場で現場の写真や作業日報をアップし現場を見える化する「現場見え~る」など、現在(2/27)のところ11種類が提供されています。
建設業向けクラウドサービスも充実している |
「CRAFT-CAD」の画面 |
利用料金は導入ライセンスの数によっても違いますが、1ライセンス当たり1万円台~3万円台が多いようです。また、初回請求時にはセットアップや導入教育のための費用が別途、必要になります。
クラウドサービスは安いといっても、本当に使えるのかどうか気になりますね。
そこで、どんなサービスなのかを体験したい人は、
「無料トライアル」
によって試すこともできます。
また、業界共通のクラウドサービスでは、テキストマイニングを使って自社のコンタクトセンターやアンケートに寄せられた顧客の声を分析できる「見える化エンジン」や、ポータル型グループウェアの「サイボウズ ガルーン」、固定電話の音声をデータセンターで保管・再生できる通話録音ASPサービス「RecMate」など、面白いツールがいろいろと提供されています。
いろいろなクラウドサービスを見たり、試したりしているうちに、新しい業務改善のアイデアを思いつくという効果もありそうですね。
クラウドコンピューティングになじみのない人のために、お姉さんが約3分でプレゼンしてくれる動画もある(←クリックすると音が出ますのでご注意ください) |