BIMにはテレビを使え!達人が語る5つの理由とは
2012年4月6日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)による設計では、施主のもとにパソコンとプロジェクターを持って出向き、部屋を若干暗くして打ち合わせ、というケースが多いのではないでしょうか。

しかし、長年、BIMソフト「Revit Architecture」などを活用してきた“BIMの達人”、大成建設設計本部の高取昭浩さんがアドバイスするのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

液晶テレビを使え!

 

というものです。

実際に高取さんは、BIMでプレゼンするとき、相手先に「テレビを用意しておいてください」と頼むことも多いとのこと。

 20120406-image1.jpg

BIMでのプレゼンにはテレビを使えと説く、大成建設の高取昭浩さん(写真:家入龍太)

プレゼンにテレビを使う理由は、いくつもあります。

1つめは、テレビの画面は明るいので、部屋の明かりを暗くしないでも見られることです。これはなにかと便利ですね。

2つめは、パソコンのモニターよりテレビの方が安いこと。通販サイトでは、40インチクラスだと4万円くらい、42インチクラスでも6~7万円程度で売られています。

3つめは、3Dテレビが使えること。BIMが得意とするウオークスルーやCGを、立体で見られるとさらに臨場感が増し、設計内容に対する理解も深まりますね。

4つめは、フルハイビジョンのテレビだと、画素数が1920×1080もあること。50インチ程度のテレビならA1判の図面をそのまま映して見られ、細かい文字もちゃんと読めるそうです。

 20120406-image2.jpg  20120406-image3.jpg

42インチの3Dテレビの一例。LGエレクトロニクスの「CINEMA 3D 42LW5700 [42インチ](左)と3Dメガネ(右)(写真:LGエレクトロニクスの製品紹介サイトより)

そして、私も気が付かなかったのが5つめの理由です。それは

  

内蔵スピーカーを拡声器

 

として使えるというのです。

たしかに、ボリュームを上げるとかなりの音量になりますから、マイクやパソコンをつなぐと、ちょっと大きめの会議室でも説明の声や効果音などがはっきり聞こえそうですね。

最近のハイビジョンテレビに付いている「HDMI端子」なら、1つのプラグをつなぐだけで画像と音声をテレビに送ることができますから便利ですね。

高取さんは「ノート型パソコンにはぜひ、HDMI端子を装備してほしい」と話しています。なるほど、BIMのプレゼンに液晶テレビはこんなに役立つのですね。皆さんもいかがですか。

(Visited 1 times, 1 visits today)

Translate »