管理人のイエイリです。
最近はPDFや写真をメールで手軽に送受信できるようになったこともあって、FAXはほとんど使っていないという人も多いのではないでしょうか。
そんな中、メガソフトがパソコンで簡単にFAXを送受信できるソフト「STARFAX 15」を発売しました。「この時代に、FAXのソフトなんて」と思ってしまいがちですが、驚きの新機能が搭載されていました。
受信したFAXを、
ナ、ナ、ナ、ナント、
FacebookやEvernoteに
アップする機能が付いているのです。
STARFAX 15のパッケージ(左)と受信したFAXをFacebookやEvernoteにアップする機能(右)(写真・資料:メガソフト。以下同じ) |
Evernoteというのは、個人が画像や書類などを保存できるクラウドサービスで愛用しておられる人も多いでしょう。届いたFAXの画像をEvernoteにアップしておけば、どこからでもノートパソコンやスマートフォン、タブレット端末などで見られるので便利です。
さらに、「ナンバーディスプレイ」対応のモデムを使うと受信元の電話番号をノートブックやタグを指定してEvernoteに送る機能や、明瞭(めいりょう)なFAXの場合には画像内文字検索機能で特定の受信FAXを探せるという機能も付いています。従来の紙のFAXではできない芸当ですね。
一方、Facebookにアップするというのは、いかがなもんでしょうか。「洗面台とシステムキッチンはこの機種にしてください」といったFAXがFacebookにアップされて、他の人から「いいね!」なんて押された日には、会社の秘密も何もあったもんではありません。
しかし、Facebookも使いようです。受信したFAXをアップするとき、任意の「友達リスト」に設定できるので、見られる人を社員だけに限定しておくこともできるのです。
工務店ではメーカーやプレカット工場などとのやりとりに、今もFAXを使うことが多いようですが、届いたFAXを社員だけでFacebookで見られるようにすることは、
FAXの情報共有
という新たな業務効率化につながります。また「いいね!」も社内であれば、モチベーションアップにつながりそうですね。
現場にいても、スマホなどで届いたFAXを確認し、それにコメントをつけることで業務指示を行えば、相当な業務のスピードアップにつながるのではないでしょうか。
このほか、オフィスのパソコンに外出先からインターネット経由で接続してFAXを送ったり、1万件までの送信先にダイレクトメールなどを逐次送信したり、FAXの通信規格「G3」より高速な「スーパーG3」で通信コストを抑えたりすることも可能です。
FAXは時代遅れと思っていたひとも、こうした新機能を見ると新たな魅力を感じてしまいそうですね。
外出先でもインターネット経由で会社からFAXを送受信できる |
パソコンでFAX送信するときは実機のような直感的操作で行える |