管理人のイエイリです。
オリンパスイメージングの工事用デジタルカメラ「工一郎」シリーズは、コンパクトなボディーにもかかわらず、過酷な工事現場での使用に耐えるため防水、防じん、耐衝撃性と3拍子そろったタフさに定評があります。その最新機種、「TG-1 工一郎」が9月6日に発売されることになりました。
従来の製品でも現場の明るさなどの条件に応じて撮影できる「工事写真専用モード」のほか、縦・横3枚つなぎの「カメラ内パノラマ合成」機能や位置情報を記録する「アシストGPS」機能、「電子コンパス」機能など、充実した機能を搭載していました。
これ以上、進化の余地があるのかと思っていたのですが、この新製品は従来の製品よりさらに高度な機能が搭載されていたのです。
まずは広角レンズが暗く、狭い現場により適したものになっていました。従来の「TG-810 工一郎」では35mmカメラ換算で28mmだったのが、
ナ、ナ、ナ、ナント、
25mmとさらに広角
になっていたのです。これは工事写真を撮る人は全員、ありがたいと思うでしょう。
9月6日に発売される「TG-1 工一郎」の前面(写真:オリンパスイメージング。以下同じ) |
「TG-1 工一郎」の裏面 |
このほか、目立つのはレンズ関係のアクセサリーが充実したことです。例えば「フィッシュアイコンバーター FCON-T01」(希望小売価格:税込み1万5120円)を取り付けると、さらに広角な写真を撮ることができます。20m防水なので、水中でも使えます。
「フィッシュアイコンバーター」を取り付けた工一郎 |
「TG-1 工一郎」にフィッシュアイコンバーターを取り付けて撮影した写真の例 |
また、変倍率1.7倍の「テレコンバーター TCON-T01」(同1万2810円)を取り付けると、レンズの明るさを保ったままより遠くの風景を撮影できます。これらのコンバーターを取り付けるときには、別売りの「コンバーターアダプター CLA-T01」(同2520円)が必要です。
「テレコンバーター」を取り付けた工一郎 |
「TG-1 工一郎」で進化したのは、防水性です。前機種では水深10mまででしたが、TG-1では12mとさらに強化されました。また、別売りの「TG-1用防水プロテクター PT-053」(同3万1500円)を使うことにより、
ナ、ナ、ナ、ナント、
水深45mでの撮影が可能
となります。ケーソンの内部など圧気工事の現場でも使えそうですね。
TG-1用防水プロテクターを取り付けたところ |
最近はタブレット端末やスマホなどで工事写真を撮ることも増えているようです。しかし、防水、防じん、耐衝撃性が備わっていなかったり、望遠や広角での撮影に制限があったりと、工事写真の撮影においてはまだまだ工事現場用のデジカメが優位のようですね。
これだけアクセサリーが充実すると、タフでコンパクトな工事現場用デジカメ「TG-1 工一郎」は、地上や地下、そして水中とほぼすべての工事現場で使えるようになったと言っても過言ではありません。