熱中症の作業員もすぐ発見!現場をGIS化した安全支援システム
2013年7月17日

管理人のイエイリです。

真夏の現場では、何といっても作業員の熱中症対策が重要です。安全管理者は、現場のどこに作業員がいるのかを把握するとともに、万一、熱中症などの異常があった場合、すぐに対策をとる必要があります。

そんな安全管理を実現するため、日立ソリューションズはGIS(地理情報システム)とGPS(全地球測位システム)を組み合わせた「作業員安全支援システム」を開発。7月10日に提供を開始しました。

このシステムを使うと、作業員の現在位置が地図上に、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

リアルタイムで表示

 

され、だれがどこにいるのかが一目瞭然で分かるのです。

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「作業員安全支援システム」の画面イメージ(資料:日立ソリューションズ)

作業員にはAndroidのスマートフォンを持ってもらい、そのGPS機能によって現在位置をデータセンターに自動送信します。その情報を地図上に表示することで、安全管理責任者はだれがどこにいるのかが分かります。

有事の際には、スマホのカメラや通話機能を使って安全管理責任者と作業員が現場状況を共有しながら、作業員の安全管理や現場把握、事故に対する対応を迅速に行うことができます。

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現場事務所と作業員の通信イメージ(資料:日立ソリューションズ)

もし、作業員の位置が一定時間停止した場合には、

 

アラート通知

 

によって異常を知らせます。

スマホの代わりに、谷沢製作所の通信機能付きヘルメット「Uメット」を使うこともできます。この場合は、作業員が倒れるとUメットに搭載された「倒れセンサー」によっても異常検知が可能です。

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高機能ヘルメット「Uメット」も使用可能(写真:谷沢製作所)

このシステムの価格はサーバーソフトが1ライセンス504万円(税込み。以下、同じ)、スマートフォン連携オプションが同147万円、スマホ用ソフトが1台当たり525円となっています。また、クラウドサービスとして月額での提供も可能とのことです。

省力化された現場では作業員の数も少なくなりますので、このような“見守りシステム”があると作業員にとっても安心して働けそうですね。

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