手間、ムダ、リスクをゼロに!Zの後継、ARCHITREND ZEROの最新機能
2014年10月27日

管理人のイエイリです。

福井コンピュータアーキテクトの3D建築CAD、「ARCHITREND Z」の後継ソフトが開発中であることは、当ブログの今年2月25日付け記事でお伝えしました。

消費税の増税やローコストと高付加価値住宅への2極化、長寿命化や省エネ化など、激変しつつある住宅業界に対応するため、「手間」、「ムダ」、「リスク」をゼロにすることが開発のコンセプトとのことでした。

その後継ソフト、「ARCHITREND ZERO」の機能が、このほど明らかになりました。

ARCHITREND ZEROの画面(資料:福井コンピュータアーキテクト)

ARCHITREND ZEROの画面(資料:福井コンピュータアーキテクト)

様々な機能が搭載されますが、まずは操作画面の革新です。設計時や営業時などの業務シーンに合わせて、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

操作画面が変わる

 

「順応型インターフェース」を導入しているのです。

営業のときには、設計用の細かい機能を表示させないことで、操作がしやすくなり、プレゼンテーションに使える画面も広がりそうですね。

営業シーン(左)と設計シーン(右)で変わる操作画面

営業シーン(左)と設計シーン(右)で変わる操作画面

また、プレゼン機能にも力を入れています。「パノラマプレゼン」機能は、内観パースを作った後、パノラマ画像としてデータを出力できるもので、iPadやiPhoneで部屋の中を360°ぐるりと見回しながら細部を隅々まで提案できます。

iPadで部屋の中をぐるりと見回せるパノラマプレゼン機能

iPadで部屋の中をぐるりと見回せるパノラマプレゼン機能

また、建設予定地の現場写真と設計中の建物の立体プランCGを合成する「フォトモンタージュ」機能も備えています。

現場写真を活用して景観バランスを検討できる「フォトモンタージュ機能」

現場写真を活用して景観バランスを検討できる「フォトモンタージュ機能」

完成イメージをリアルに顧客に伝えられることで、着工後に「こんなはずじゃなかったのに」という施主からの変更リスクもゼロになりそうですね。

ARCHITREND ZEROは、最近、法改正によって種類が増えている設計図書の作成作業も効率化しました。

建築確認や性能表示、長期優良住宅の申請に必要な

 

申請書類を自動作成

 

できるのです。図や表の配置もオートマチックに行えるので、作業時間が短縮できるほか、社内スタッフ間で作成した図書のレイアウトなどを統一できるというメリットもあります。これは設計者の「手間」をゼロにする効果がありそうです。

各種申請用書類を自動作成するイメージ

各種申請用書類を自動作成するイメージ

このほか、1/50の詳細設計図面と、1/100の基本設計図面を連動させてディテールを押さえながらプランニングを行う機能や、作業終了時に作成したデータを手元のハードディスクだけでなく、クラウド上の「ARCHI
Box」にも保存する「自動バックアップ機能」も備えています。

自動バックアップ機能

自動バックアップ機能

これは、図面作成のやり直しや、データ消失時の復元といった「ムダ」をゼロにするのに役立ちそうですね。

「ARCHITREND ZERO 2015」は、2015年1月20日に発売されます。お値段は平面図、天井伏図、屋根伏図、配置図、立体図などの機能がついた「ZERO
基本」が80万円(税別)から、スタートセットと位置づけている「ZERO プレゼンセレクト」が120万円(同)となっています。

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