ARCHICADから一貫構造計算へ!グラフィソフトが無料アドオンソフト
2016年3月2日

管理人のイエイリです。

グラフィソフトジャパンは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト「ARCHICAD」のデータを、構造計算で使えるようにするアドオンソフト「SS3 Converter for ARCHICAD」を2月22日に無料提供を開始しました。

ARCHICADで作った構造BIMモデルを

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

Super Build/SS3

 

に読み込んで、一貫構造計算が行えるのです。

ARCHICADで作った構造BIMモデル(以下の資料:グラフィソフトジャパン)

ARCHICADで作った構造BIMモデル(以下の資料:グラフィソフトジャパン)

ARCHICADから書き出したデータを一貫構造計算ソフト「Super Build/SS3」で開いたところ

ARCHICADから書き出したデータを一貫構造計算ソフト「Super Build/SS3」で開いたところ

Super Build/SS3(以下、SS3)とは、ユニオンシステムが開発・販売する一貫構造計算ソフトです。

このアドオンソフトを使うと、ARCHICADのBIMモデル内にある構造部材を認識し、SS3の部材データとしてCSV形式で書き出します。

そしてSS3でこの部材データを読み込むと、一貫構造計算に使うデータ作成がぐんと楽になるというわけです。

ARCHICADから構造部材データを書き出す範囲は、フロア単位で設定でき、さらにレイヤー設定や躯体表示の機能を使うと、書き出す要素を簡単に選ぶことができます。

このアドオンソフトのおかげで、ARCHICAD→一貫構造計算のワークフローができました。

そして、既にソフトウェアセンターから発売されている「構造躯体変換ソフトSSC for ArchiCAD17」を使うことで、

 

一貫構造計算→ARCHICAD

 

の相互変換を行うワークフローも使えます。

構造躯体変換ソフト「SSC for ArchiCAD17」も併用した一貫構造計算のワークフロー

構造躯体変換ソフト「SSC for ArchiCAD17」も併用した一貫構造計算のワークフロー

つまり、ARCHICADで構造設計を行い、それをSS3で解析・修正し、その結果をARCHICADに読み込む、という連続したワークフローが出来上がったわけです。

BIMを使った業務の中でも、構造計算との連携は他業務に比べて遅れていた感がありましたが、着実に進歩しているようですね。

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