管理人のイエイリです。
グラフィソフトジャパンは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト「ARCHICAD」のデータを、構造計算で使えるようにするアドオンソフト「SS3 Converter for ARCHICAD」を2月22日に無料提供を開始しました。
ARCHICADで作った構造BIMモデルを
ナ、ナ、ナ、ナント、
Super Build/SS3
に読み込んで、一貫構造計算が行えるのです。
Super Build/SS3(以下、SS3)とは、ユニオンシステムが開発・販売する一貫構造計算ソフトです。
このアドオンソフトを使うと、ARCHICADのBIMモデル内にある構造部材を認識し、SS3の部材データとしてCSV形式で書き出します。
そしてSS3でこの部材データを読み込むと、一貫構造計算に使うデータ作成がぐんと楽になるというわけです。
ARCHICADから構造部材データを書き出す範囲は、フロア単位で設定でき、さらにレイヤー設定や躯体表示の機能を使うと、書き出す要素を簡単に選ぶことができます。
このアドオンソフトのおかげで、ARCHICAD→一貫構造計算のワークフローができました。
そして、既にソフトウェアセンターから発売されている「構造躯体変換ソフトSSC for ArchiCAD17」を使うことで、
一貫構造計算→ARCHICAD
の相互変換を行うワークフローも使えます。
つまり、ARCHICADで構造設計を行い、それをSS3で解析・修正し、その結果をARCHICADに読み込む、という連続したワークフローが出来上がったわけです。
BIMを使った業務の中でも、構造計算との連携は他業務に比べて遅れていた感がありましたが、着実に進歩しているようですね。