3段階で明快表示!白山工業が中低層ビル用被災判定システムを開発
2016年7月5日

管理人のイエイリです。

職場のビルが大地震に見舞われたとき、心配なのはピルの安全性です。

事業継続の観点からも、そのビルを使っていいのか、それとも避難が必要なのかを早期に判断することは必要ですね。

そこで白山工業(本社:東京都府中市)は、中層・低層ビル用の地震被災度判定支援システム「VissQ-Mid(ビスキューミッド)」を6月30日に発売しました。

地震によるビルの揺れを計測し、表示器にビルの被災度を

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

3段階で明快表示

 

してくれるのです。

地震直後に表示されるメッセージの例(以下の資料:白山工業)

地震直後に表示されるメッセージの例(以下の資料:白山工業)

ビルのロビーに表示器を設置した例。誰もがビルの安全性をすぐに見られるので、避難が必要なときも周知徹底が行いやすい

ビルのロビーに表示器を設置した例。誰もがビルの安全性をすぐに見られるので、避難が必要なときも周知徹底が行いやすい

ビルの被災度判定は、地震計をビルの1階と最上階に設置して揺れのデータを計測し、そのデータを分析することで「無被害」、「損傷の可能性あり」、「倒壊の可能性あり」を3段階で自動判定します。

その結果に基づいて、表示器に「継続使用可」「事業継続は可」「避難が必要」などの判定結果を、わかりやすく表現します。

ビル管理者がいないときでも、ビルが安全か危険なのかが、データからスピーディーに判定してくれるのは、助かりますね。

平常時には、表示器には日付と時刻を表示し、カレンダーや時計として利用できます。

被災度判定の仕組み

被災度判定の仕組み

白山工業と言えば、地震計や火山観測用機器の有力メーカーです。最近は計測したデータを解析し、様々な規模や種類のビルの安全性を判断する

 

VissQシリーズを開発

 

しており、今回発売した中層・低層ビル用の「VissQ-Mid」のほか、高層・超高層ビルに対応した「VissQ-Pro」、免震ビルに対応した「VissQ-IS」、3階~5階建てビルを対象にした「VissQ-Lite」などを発売しています。

ビルの規模や種類を限定することで、地震被災度判定のポイントを絞ることができるので、シンプルでわかりやすいシステムが開発できそうですね。

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