管理人のイエイリです。
航空測量大手の国際航業は最近、国土交通省が推進する「i-Construction」関連事業に力を入れています。
例えば当ブログ2017年7月6日付けの記事では、ドローンの安全運行や3次元計測方法を教習する「ドローン(UAV)運航・3次元計測スクール」や、ドローンなどで撮影した写真から3次元データを作成する「3次元空間解析クラウドサービス(KKC-3D)」のサービスを展開していることをお伝えしました。
また、地域測量会社26社とパートナーシップ契約を締結してi-Construction対応への体制を構築したほか、ドローンの期待販売やレンタルサービスを展開するオリックス・レンテックとも相互販促協力契約を締結しています。
そして、このほど、i-Constructionや公共測量分野において、スイスのPix4D S.A. と提携し、世界的な共同事業をスタートさせました。(国際航業のプレスリリースはこちら)
その事業の1つは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
Pix4DMapper
というドローン測量でおなじみのソフトを、11月15日から、国際航業が日本国内で販売することになったのです。
今回の提携は、ソフトの販売だけにとどまりません。両社はi-Constructionや公共測量に対応する機能を共同開発し、国際航業の3次元空間解析クラウドサービス「KKC-3D」上で独占提供する事業も含まれています。
具体的には2018年春に、ドローン空撮時に使用する対空標識の自動認識機能や各種精度管理表の自動作成機能などを「KKC-3D」に追加し、
24時間、完全自動化
を実現することを目指しています。
ドローンによる空撮写真から盛り土・切り土などの3Dモデルを作るのに、Pix4DMapperなどのソフトがよく使われていますが、かなり手作業が多いのも事実です。
今回の完全自動化が実現すれば、実物の現場や地形を3Dモデルにする手間が、ぐっと省けスピードアップしそうですね。ますますICT土工は、“土工IoT(モノのインターネット)”へと進化していきそうです。