管理人のイエイリです。
多くの人が集まる街は、人々の疑問を解決する案内係や犯罪を防ぐ警備員、さらには街を保つ清掃員や点検員など、様々な裏方さんに支えられています。
しかし、少子高齢化による生産人口の減少により、これらの裏方さんの仕事も人間だけではこなせなくなりつつあります。
東京・丸の内などのまちづくりを担う三菱地所は、より実用性の高いロボットを早期に開発するため、
ナ、ナ、ナ、ナント、
ロボット開発会社に約5億円
もの出資を行ったのです。(三菱地所のプレスリリースはこちら)
出資の対象となったのは、知能機械学とロボット工学の世界的権威である明治大学理工学部の黒田洋司教授らが創業したSEQSENSE(シークセンス)という会社です。
同社が開発中のロボットは、独自の3Dレーザーセンサーを搭載し、周囲の3D地図を作製しながら障害物を回避して安全に自動巡回できます。
巡回のたびに、正常な状態の3D地図と比較して、環境の変化を自動的に検出し、異常を発見する機能もあります。
さらに温度を感知するサーモセンサーや赤外線センサー、超音波センサーなども搭載されているため、
人間では発見困難
な発熱を検知し、火災を未然に防ぐこともできます。
将来的には屋外の巡回もできるようにして、AI(人工知能)による不審者検知や落とし物検知なども行えるようになりそうです。
そして、開発したロボットは外販も計画しています。
三菱地所らは、これまでドローンによる地下トンネルの点検や、ロボットによる事務所ビルの受付業務、警備ロボットの導入、清掃ロボット、自動運転バスなどの実証実験を行ってきました。
少子高齢化による労働力不足問題を解決するため、AIやロボット、IoT(モノのインターネット)によるまちづくりの姿が、少しずつ、姿を現しつつあるようです。