天井裏の配管から床下の免振支承まで!超小型ドローンが点検に大活躍
2020年10月6日

管理人のイエイリです。

高い天井の裏や狭い床下を点検するのは、狭いので人が立ち入るのが難しく、また暗いので危険も伴います。

そこでLiberaware(本社:千葉市中央区)は、これらの場所に、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

超小型ドローンを侵入

 

させて、安全に点検することにチャレンジしています。

Liberawareの超小型ドローン「IBIS(アイビス)」(以下の資料:Liberaware)

点検に使用するドローン「IBIS(アイビス)」は、狭小空間を点検するために開発されたもので、サイズは191mm×179mm×54mmで、重量はバッテリー込みでわずか170gです。

これにLED照明や防塵モーター、超高感度カメラなどを搭載し、最大8分間飛行できます。

まず、天井裏の点検ですが2020年9月18日の夜、京浜急行電鉄やサムライインキュベート(本社:東京都港区)とともに、横浜市港南区の京急百貨店で実証実験を行いました。

飛行させたのは地下1階の変電設備と、3階婦人服売り場エリアの天井部です。

天井が高い京急百貨店の内部

天井裏を飛行する超小型ドローン

その結果、縦横わずか50cmしかない空間でも、超小型ドローンは障害物に触れることなく、安全に遠隔操作による飛行ができました。

また人間が立ち入ることができない空間や死角になってしまうところも、近接目視と同等のレベルで点検が行えました。

ドローンからパイロットのモニター画面に送られてきた映像

天井裏の様子は近接目視と同様にクリアに撮影されていた

一方、床下の点検は、竹中工務店の協力を得て、建物を支える免震支承のある免震ピットの点検をしました。

こうした暗闇の深い現場をデジタルカメラで撮影すると、ノイズが多く鮮明さに欠ける映像になってしまうことがよくあります。

そこでLiberawareは、

 

超高感度センサー

 

を採用したIBIS搭載用カメラを開発しました。

使用したのはCMOSイメージセンサー「STARVIS」というもので、屋内設備点検用ドローンとしてSTARVISを採用した例は世界初とのことです。

その結果、撮影された映像は暗闇の空間でもノイズの少ない鮮明なものとなりました。

従来のカメラで撮影した映像。ノイズが多く暗かった

新カメラで撮影した映像。格段に明るく、ノイズも少ない

新カメラで撮影した免震支承。明るく鮮明に写っている

このほかLiberawareでは、狭い配管内で安定した飛行ができるようにコントローラーを改良したり、煙突内のように同じ模様が続く空間内でパイロットが方向感覚を失わないようにモニターに相対方位を表示する機能をつけたり改良を重ねています。

また、広角レンズによって写真の外周部が湾曲するのを現場で補正できるようにするアプリの改良も行いました。

Liberawareではこの新しいIBISを会員企業に提供しており、「機体壊したい放題サービス」や「操縦講習会受講し放題サービス」など、ユニークなサービスも行っているとのことです。

建物の点検は、外側だけでなく内側もドローンで行う時代になってきたようですね。

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