管理人のイエイリです。
施工段階でのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)活用では、実際の建材・設備のBIMオブジェクトの使い方で、生産性が決まります。
LIXILのBIMサイト(LIXILは設計者の皆さまをBIMデータでサポートします)では、ビル用サッシやカーテンウォール、トイレなどの水回り機器、エクステリアなど780品番以上、合計2300点のBIMオブジェクトを提供しています。
対応BIMソフトもRevit、ARCHICAD、Rebro、Tfas、CADEWA、GLOOBEと幅広く、BIMユーザーにとって“お宝サイト”と言っても過言ではありません。
実在する製品のBIMオブジェクトだけに、施工に役立つ情報が満載です。
ナ、ナ、ナ、ナント、
サッシの納まりパターン
やリアルなレンダリング、豊富な属性情報などが掲載されているのです。そのデータの詳細さには驚かされます。
BIMオブジェクトをダウンロードするだけでも大助かりですが、さらに役立つのはこれらのデータを使って設計や仕様変更、拾い出し集計などを効率的に行うBIM活用のノウハウを、多数の動画で紹介していることです。
BIMサイトのトップページには「Future of Design with LIXIL」という約6分の動画が掲載されています。これを見るだけでも、BIMを使った生産性向上のポイントがわかります。
例えば、配管の干渉チェックと干渉回避をBIMソフト上で行っておけば、現場での手戻りがなくなる「フロントローディング」の実践方法は、BIM活用の第一歩ですね。
また、BIMによる設計の生産性を高めたい人には、
自動配管機能
の活用法も紹介されています。
例えば、多数の便器や水回り機器を給水管とつなぐとき、機器を選ぶだけで所定の接続パターンに従って分岐管を配置したり、管割りを行ってくれたりします。
また、駐輪場にサイクルポートを配置したり、フェンスや通路屋根などの部材を自動的に割り付けたりする機能も紹介されています。(詳細は2019年9月10日付けの「サクセスストーリー」を参照)
LIXILでは「設計者ファーストⓇ」をモットーに、様々なBIMツールを開発し、提供しています。こうして設計を自動化できるのもBIMならではですね。