フォーラムエイトが“逆VR”システムを開発! 現実の職場をバーチャル化
2021年6月8日

管理人のイエイリです。

コロナ禍で在宅勤務やオンライン会議はすっかり一般的になりました。その一方で、やはり現実の職場でないとやる気が出ない、という方も多くいらっしゃるでしょう。

フォーラムエイトは、「UC-win/Road」というVR(バーチャルリアリティー)システムを約20年にわたって開発・販売を続けてきました。

もともとは道路設計を見える化するためのソフトですが、最近はまちづくりやオフィスのシミュレーションなど幅広い設計やシミュレーションに活用されています。

バーチャルリアリティーシステム「UC-win/Road」で作成した東京・日本橋の風景(以下の資料:フォーラムエイト)

同社はこの技術を使った新システム「F8VPS(FORUN8 バーチャルプラットフォームシステム)」を開発し、発売しました。

これまでのVRと違うのは、現実にある街並みや職場などを

ナ、ナ、ナ、ナント、

“逆VR化”

し、テレワークやオンラインでのコミュニケーション、教育訓練などが行えるようにしたのです。(フォーラムエイトのF8VPSのウェブサイトはこちら

現実にある街や職場を“逆VR化”するF8VPSの活用イメージ

このシステムは、汎用性が高いwebGL技術で3DのVR空間を作り、アバターによるコミュニケーションツールを使って、実際の職場などを再現し、オンラインで現実空間と同じような感覚で仕事などが行えるようにしたものです。

VR空間に複数のメンバーが集まったり、WEB会議を開いたりすることができます。

活用例としては、東京工業大学が情報発信や広報に使用する「バーチャルキャンパス」の構築に使われました。キャンパスや建物、研究室、会議室、イベントホールなどが実物同様に再現され、研究室紹介や会議、海外向けのワークショップなどがオンラインで開かれています。

東京工業大学の「バーチャルキャンパス」

実物同様に再現された学内のイベントスペース

廊下に並ぶ研究室。ドアを入ると研究室紹介が行われている

また、工場の生産ラインをVR化して工場見学や作業訓練なども行えます。

東京・品川駅に近いフォーラムエイトのオフィスでは、ドライビングシミュレーターなどがところ狭しと並ぶショールームが作られていますが、これもF8VPSでリアルにVR化しました。

フォーラムエイトのオフィスにあるショールームをバーチャル化したもの

これだけのクオリティーがあれば、実際に会社を訪ねたのと同じくらいの体験ができそうだ

展示会のブースも、実物同様に再現し、お客さんとバーチャル商談ができる

さすがに、UC-win/Roadで培ったリアルなVR構築力が生かされていますね。

バーチャルな職場として使う場合には、だれがどこにいるのかをビジュアルに表示する「マップ情報機能」があり、階や部署の行き来ができます。

実際の職場では、用事のある人の居場所を探すのにひと苦労することもありますので、バーチャルオフィスならではの利便性を感じますね。

だれがどこにいるのかがわかる「マップ情報機能」

会議室に行くと、入った人同士で自動的にビデオ会議が始まるほか、話したい人の

肩をたたくと即、会話

できる機能も備えています。

アバターの肩を2回たたくと、直接会話ができる機能もある

このほか、メンタルヘルス機能として、目に見えない心の状態をアバター上に可視化したり、ウェアラブルデバイスとの組み合わせで体温や心拍数といった健康状態をモニタリングしたりする機能も備えています。

このほかユーザーの行動をログ解析のように分析する機能や、店舗でのEC決済機能、アンケート機能などもあります。

気になるお値段ですが、基本ライセンスが55万円(税込み)で、VRデータの作成料は別途見積もりとなっています。

在宅勤務が増えた今、本物そっくりのバーチャルな職場も「デジタルツイン」として用意しておくことで、社員間のコミュニケーションも活性化されるのではないでしょうか。

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