セコムとパスコがコラボ! 自律飛行ドローンで不法投棄、アオコ発生を自動監視
2021年8月25日

管理人のイエイリです。

利根川と中川をつなぐ権現堂調節池(行幸湖)は、治水と利水を行う多目的調節池として建設されました。その延長は5.18kmにもわたります。

権現堂調節池。一級河川、権現堂川を利用したもので、茨城県五霞町から埼玉県幸手市まで延長5.18kmに及ぶ(以下の写真、資料:パスコ)

日常の安全管理や防災上の管理のため、日々、巡回監視を行っていますが、その内容は夏季に発生するアオコ(植物性プランクトン)の発生などの環境監視から、不法投棄、車上荒らしまで、多岐にわたります。

しかし、広大な面積があるため、管理の効率化や省力化が課題となっていました。

そこでパスコとセコムは、この監視業務を

ナ、ナ、ナ、ナント、

ドローンで自動化

する実証実験を行うことになったのです。(パスコのプレスリリースはこちら

「セコムドローン」の技術を活用して飛行するドローン

この実証実験では、ドローンの離陸から着陸まで自動的に行い、調節池上空を自動飛行させて、アオコ発生の状況把握と不法投棄の監視を行います。

ドローンには、セコムが侵入監視や巡回監視サービスのために開発、運用している「セコムドローン」の技術を活用し、調節池の状況をカメラで記録します。

セコムドローンは、飛行ルートを設定して自律飛行できるほか、撮影した画像や映像のコントロールセンターへリアルタイム送信、自動発着・自動充電、そして夜間や降雨時の飛行などの技術もあります。

自律飛行型監視ロボット「セコムドローン」

一方、パスコは自律飛行に必要な高精度3次元データと、航空測量のノウハウを生かした飛行ルートを作成します。ベースとなる3次元データには、高精度レーザー測量による点群データをもとに、飛行の障害になる

高圧線や樹木も再現

します。

高精度の点群データをもとに作成した飛行用の3次元データ

両社はこの実証実験の成果をもとに、自律飛行型ドローンの飛行計画の精度向上や、安全で確実や巡回監視と施設点検への活用、災害時の状況把握や情報伝達など、様々な社会インフラの維持管理を自動化・省力化する、新しいビジネスモデルの構築を目指していくとのことです。

不法投棄はだだっ広い敷地の河川や遊水池などで、夜間にこっそり行われることが多かったので、なかなか摘発が難しい面もありました。

しかし、夜間でもどこでもすぐに現場に駆けつけて、証拠映像をリアルタイムに記録・送信してくれる自律飛行ドローンが維持管理に導入されると、不法投棄や建機・資材などの盗難などの犯罪防止に大いに役立ちそうですね。

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