管理人のイエイリです。
神奈川県三浦市の水族館、「京急油壺マリンパーク」は2021年9月30日に惜しまれつつ閉館しました。開館から53年間、特に地元の人には遠足やレジャーで親しんだ水族館だけあって、寂しい気持ちでしょう。
そんな皆さんに朗報です。
閉館した水族館を3Dモデル化し、「VR京急油壺マリンパーク」を作ろうというプロジェクト「京急油壺マリンパーク3D化計画〜みんなで残そう思い出と歴史〜」のクラウドファンディングが急きょ立ち上がり、10月7日の開始からわずか5日間で、
ナ、ナ、ナ、ナント、
目標の300万円を達成
したのです。(「京急油壺マリンパーク3D化計画」のクラウドファンディングサイトはこちら)
このプロジェクトで計画しているのは、(1)京急油壺マリンパークの3Dモデルの製作、(2)みんなのメッセージや写真・イラストを展示する「想い出館」の製作、(3)VR京急油壺マリンパークの公開です。
3Dモデルの製作では、水族館「魚の国」の展示室を、フォトグラメトリー(写真測量)や3Dレーザー測量などを使って3D化します。目標金額を超えた場合は、撮影範囲や3Dモデルのクオリティー向上を行うことにしています。
クラウドファンディングサイトには、「低解像度のパイロット版」とことわりながら、下記のような3Dモデルがすでに公開されていました。
このほか「想い出館」では、過去に現地を訪れた人のメッセージや写真を展示します。
これらをインターネット上で公開する場が「VR京急油壺マリンパーク」です。公開は2022年夏を予定しており、クラウドファンディングの支援者は“先行入場”することができます。
公開には、「STYLY(スタイリー)」というXRプラットフォームを使用し、スマートフォンやパソコンのほか、
ヘッドマウントディスプレー
も使えます。
ヘッドマウントディスプレーでVRに没入すると、かなり本格的に水族館の思い出にひたれそうですね。
クラウドファンディングは京急油壺マリンパーク、路上博物館、京浜急行電鉄が主催し、3Dレーザー計測を担当するクモノスコーポレーション、XRアーティスト noria901氏、UDS、オンラインミーティング推進協会が協力しています。
クラウドファンディングは2021年10月31日まで続いています。支援金額によっては3Dプリンターで作ったチタン製の「メガマウスシャーク」などの景品ももらえますので、ご興味のある方はどうぞ!