LIXILが360度写真集「E-Real@site」を公開! 現場を“遠隔臨場”できBIMにもリンク
2022年6月2日

管理人のイエイリです。

建材大手メーカーのLIXILは、昨日(2022年6月1日)、公共エクステリア製品を対象としたバーチャル施工写真集「E-Real@site」をオープンしました。

フェンスや通路屋根、手すりなどのエクステリア製品を、実際に施工した現場の写真を集めたものです。

バーチャル施工写真集「E-Real@site」のウェブサイト(以下の資料、写真:LIXIL)

写真集に収録されているエクステリア製品の例

写真集に収録されているエクステリア製品の例

収録されている写真は360度写真で、

ナ、ナ、ナ、ナント、

ウォークスルー

もできるのです。(LIXILのプレスリリースはこちら

そのため、施工現場を移動しながら、周囲360度を眺めるというリアリティーのある“遠隔臨場”を体験できます。

「AR-A デザイン柱(駐輪場)」の施工現場に“遠隔臨場”したころ

「AR-A デザイン柱(駐輪場)」の施工現場に“遠隔臨場”したころ

360度写真なので周囲を上下・左右360度見回して施工状況を確認できる

360度写真なので周囲を上下・左右360度見回して施工状況を確認できる

この写真集には、製品情報を収集できる様々な機能が付いています。

まずは「測定モード」という寸法の測定機能です。写真上の点を次々とクリックしていくと、寸法が表示されるので写真のスケール感を確認できます。

「測定モード」の使用例。写真だけではわかりにくい高さなどがわかる

「測定モード」の使用例。写真だけではわかりにくい高さなどがわかる

また写真の中にはいろいろな色の円アイコンが配置されています。例えばブルーの円にマウスを充てるとカタログや説明書へのリンクが表示され、カタログの該当ページにスムーズに飛ぶことができます。

写真内に表示されたブルーの円にマウスを当てたところ。クリックするとカタログや説明書へのリンクが表示される

写真内に表示されたブルーの円にマウスを当てたところ。クリックするとカタログや説明書へのリンクが表示される

すぐにカタログの該当ページにアクセスできる

すぐにカタログの該当ページにアクセスできる

またグリーンの円からは、製品のCAD部品データや、RevitやArchicadのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)データのダウンロードコーナーにアクセスできます。

緑色の円からはCAD部品データやBIMデータにアクセスできる

緑色の円からはCAD部品データやBIMデータにアクセスできる

BIMデータのダウンロードコーナー。RevitとArchicadのデータが用意されている

BIMデータのダウンロードコーナー。RevitとArchicadのデータが用意されている

そして便利なのは、施工現場周辺の

3Dモデルや平面図

を表示できることです。

3Dモデルなどの各部分に、使われている製品名が表示され、その周辺をクリックすると360度写真の画面に切り替わります。

また、3Dモデルや平面図上でも、測定モードによって各部の距離を測ることができます。

「サポートレール2型(歩行補助手すり)」の施工現場の3Dモデル

「サポートレール2型(歩行補助手すり)」の施工現場の3Dモデル

平面図を表示したところ

平面図を表示したところ

図上の様々な製品の使用場所に移動できる

図上の様々な製品の使用場所に移動できる

エクステリア製品の色や形は、周囲の風景とのマッチングが求められます。この施工写真集で実際の現場を“遠隔臨場”することで、適切な製品選びができそうですね。製品を生かしたデザインのアイデアも生まれてきそうです。

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