iPhone点群もクラウド上で手軽に処理! 自動分類、データ共有機能も進化した「スキャン・エックス」
2022年6月21日

管理人のイエイリです。

ローカスブルー(本社:東京都渋谷区。旧社名:スキャン・エックス)の点群処理ソフト「スキャン・エックス(ScanX)」は、パソコンと普通のWebブラウザーだけで使える手軽さと、月額3万円未満で使える低価格によって、2020年9月にリリースして以来、あっという間に建設業界の間に普及しました。(詳細は2020年9月16日付けの当ブログ記事を参照

クラウド上で本格的な点群処理が行える「スキャン・エックス」。点群を自動分類したところ(以下の資料:ローカスブルー)

クラウド上で本格的な点群処理が行える「スキャン・エックス」。点群を自動分類したところ(以下の資料:ローカスブルー)

現在のユーザーは40都道府県に及び、これまでに約1万現場で使われてきました。

このソフトは、令和3年度の国土交通省「i-Construction大賞」で

ナ、ナ、ナ、ナント、

国土交通大臣賞を受賞

したのです。

同社のサーバーの容量は72TBまで拡張し、社員数は24人に増え、開発力が大幅にアップしました。

そして、2022年6月15日に新バージョン「ScanX Ver.2.0」をリリースしました。

今回のバージョンアップでは、3D点群データの自動分類機能に、山間部や都市部などの特徴に応じたアルゴリズムを開発し強化したほか、初めての人手も直感的に操作できる画面デザインに一新しました。

また、クラウド上で点群データを共有する際のセキュリティーも強化し、ファイルやフォルダーごとに管理者、編集者、閲覧者と権限を分けたほか、データ閲覧だけができる公開用リンクも発行可能になりました。

進化した点群データ共有機能。メールアドレスと編集権限だけで共有できるほか、公開用リンクも簡単にコピーできる

進化した点群データ共有機能。メールアドレスと編集権限だけで共有できるほか、公開用リンクも簡単にコピーできる

ユーザー管理機能も充実し、セキュリティー性能もアップ

ユーザー管理機能も充実し、セキュリティー性能もアップ

このほか、

3Dのベースマップ

を搭載し、点群データをこのマップ上に張り付けて整理できるようになりました。

異なる点群同士の相対的な位置確認などで、便利に使えそうですね。

点群データを3Dマップ上に張り付けて表示したところ

点群データを3Dマップ上に張り付けて表示したところ

このほか設計や測量関連の2D・3Dデータをスキャン・エックス上に取り込んで重ねて表示したり、設計データと点群データから国土交通省の基準や規格値に準拠した出来形管理の帳票を自動作成したりする機能なども追加されました。

気になるお値段ですが、基本的な処理が行える「ベーシック」は月額2万9800円(税込み。以下同じ)に据え置き、設計データや出来形管理が行える「プロ」は同4万9800円、そして多数の現場や大容量データを扱える「エンタープライズ」が同11万9800円です。詳しい内容は「料金プラン」のページをご覧ください。

iPhoneやiPadのLiDAR機能を使うと、手軽に点群計測が行えますが、その後、ノイズ除去や点群の合成、座標変換などを行うためには普通、ハイスペックなワークステーションなどが必要になります。

その点、スキャン・エックスはハード込みで手軽に点群処理が行えるので、iPhone点群と組み合わせて使うのもいいかもしれませんね。

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