工場などを3日で高速デジタルツイン化! ブラウンリバースが「INTEGNANCE VR」を発売
2022年9月12日

管理人のイエイリです。

製造設備や配管がぎっしり並んだ化学プラントや工場設備を、点群データやBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)モデルなどで、「デジタルツイン(デジタルの双子)」化するのは、これまで大変な手間ひまがかかっていました。

そのため、維持管理などの業務を、デジタルツインで効率化したいと思っても、なかなかシステム構築が進まないということがよくありました。

ここに着目したのが、 大手プラント建設会社、日揮の子会社であるブラウンリバース(本社:横浜市西区)です。

同社は2022年9月1日に、施設のデジタルツインをグーグルストリートビューのような感覚で見られる3Dビューワー、「INTEGNANCE VR」の有償版を発売しました。

その特長は、スピーディーにデジタルツインを構築できることです。例えば、延べ床面積1万m2のプラント施設の場合、現地計測を含めて、

ナ、ナ、ナ、ナント、

3日目にはVR化

し、このビューワーで見ることができるのです。(日揮ホールディングスのプレスリリースはこちら

歩行式3Dレーザースキャナーによる計測の様子(以下の資料:日揮ホールディングス)

歩行式3Dレーザースキャナーによる計測の様子(以下の資料:日揮ホールディングス)

計測開始から3日目には、ビューワー上でVR化したプラントを見ることができる

計測開始から3日目には、ビューワー上でVR化したプラントを見ることができる

このビューワーには、任意の2点間の距離を測れる計測機能や、3Dモデルを配置できる空間シミュレーション機能があります。

そのため、最新図面がない場所での工事や検査を行うときに、図面を描き起こすことなく、足場設置のシミュレーションができます。

また、安全教育や装置の操作手順を説明するときも、ビューワーに機器の写真や動画を埋め込むことにより、リアルで質の高い説明が行えます。

3Dビューワー、「INTEGNANCE VR」で見たプラント施設のデジタルツイン。距離の計測や3Dモデルの配置なども行える

3Dビューワー、「INTEGNANCE VR」で見たプラント施設のデジタルツイン。距離の計測や3Dモデルの配置なども行える

2023年3月には、実際の配管を3Dオブジェクトとして管理できる「配管NAVI」機能もリリースされる予定で、これまでのアイソメ図などにより管理よりも、実際の配管形状や周辺の状況がぐっとわかりやすくなります。

気になるお値段ですが、ビューワー自体の利用料はユーザー数50人で250万円からとなっています。施設をデジタルツイン化するなどの初期費用は、現地調査による見積もりとのことです。

プラウンリバースは、2022年5月10日に日揮の子会社として設立され、デジタルツインによって既存設備の保全を高度化することを目的としています。(日揮ホールディングスのプレスリリースはこちら

その企業理念として掲げるのは、まさに

ファストデジタルツイン

です。

最近は、建設業でも工事現場を、BIM/CIMモデルや点群データ、リアルタイム映像などでデジタルツイン化し、遠隔での施工管理を行う例が出てきましたので、「ファストデジタルツイン」というコンセプトは、建設業でもこれからのトレンドになりそうですね。

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