管理人のイエイリです。
CADやBIM/CIMデータのクラウド共有などで、以前のように図面やパースを大判プリンターの需要は減ったのかと思ってしまいがちです。
ところが、昨今のコロナ禍によるテレワークの増加によって、自宅などで図面を印刷する機会が増えた結果、A1ノビサイズ対応の大判プリンターの販売台数は、この4年間で約17%も伸びているそうです。(キヤノン調べ)
こうした大判プリンターへのニーズの高まりを受けて、キヤノンは大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」シリーズの新製品、「TC-20」を2023年1月26日に発売することになりました。
同社初のA1ノビ対応デスクトップ大判プリンターであるにもかかわらず、
ナ、ナ、ナ、ナント、
机や棚に置ける
スリムな外観が特徴なのです。(キヤノンのプレスリリースはこちら)
用紙は最大A1ノビ幅のロール紙に対応しているほか、A4サイズ(100枚)やA3サイズ(50枚)のカット紙を連続印刷できるオートシートフィーダーを標準装備しています。
狭いスペースでも扱いやすいように、用紙の交換やインクの補充は、前面からのアクセスだけで行える構造になっています。
気になるお値段ですが、TC-20はオープン価格となっています。キヤノンオンラインショップでは、
12万9800円(税込み)
で販売されており、しかも送料無料です。かなりリーズナブルな価格と言えるでしょう。
このほか、別売りでスタンド(SD-24)が4万6200円(税別)、出力された図面を受け止めるデスクトップバスケット(BU-06)がキヤノンオンラインショップ価格で2万2000円(税込み)となっています。
CADやBIM/CIMを使う設計者なら、自宅でもA3サイズでの印刷は必要になるでしょう。
A3サイズ用のプリンターはかなり体積も大きくなりますから、いっそのことA1ノビサイズの大判プリンターを導入して、「大は小を兼ねる」といった使い方は、いかがでしょうか。