管理人のイエイリです。
まるで人間が答えてくれているのかにように、ユーザーの質問やお願いに答えてくれるチャットAI(人工知能)、「ChatGPT」は、試してみられたでしょうか。(ChatGPTの概要、使い方は、2023年1月30日の当ブログ参照)
あまりのスゴさに“ChatGPT先生”と呼ぶ人もおり、SNSにはいろいろなことを質問し、答えてくれたことなどを、驚きを持って報告する人が続出しています。
イエイリが特にスゴいと思うのは、こちらから与えた文章を読み取って、中学生でもわかるように、所定の文字数でリライトしたり、箇条書きしたりする機能です。
KandaQuantum (本社:東京都千代田区)は、ChatGPTの技術を使って、さらにその先を行くサービス「CalqTalk」を早くも開発しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
会議の録音から議事録
を自動的に作ってくれるのです。(KandaQuantumのプレスリリースはこちら)
これまでも会議の録音から、テキストに書き起こしてくれるアプリやクラウドサービスはありましたが、会議の録音でありがちな「えーと」とか、話の途中での言い直しとかも、そのままテキストになってしまうので、人間による後処理やまとめの作業は残っていました。
ところが、この「CalqTalk」は30分以上の音声データを読み込んで、文脈を理解し、様々なトピックを組織的に整理することができるのです。
そのため、話の内容を自動的に「目次」を付けて整理し、その内容をまとめることもできるのです。
話の内容から「目次」を付けて、まとめた例。「—–」の部分は、機密情報とのこと●
下記のYouTube動画では、会議の音声ファイルを開いてから、テキスト化を経て、サマリーを出力するまでの流れの画面が紹介されています。
会議だと「声の大きな人が勝つ」とか、つまらないことでも「何度も繰り返せば印象に残る」といったことも起こりがちですが、CalqTalkは繰り返された内容を把握したうえで、
重要なトピックを抽出
し、逃さずに把握することもできるのです。
後で出来上がったサマリーを見ると、「あの人、あれだけ長時間話していたのに、話の内容はあまりなかったのね」といったことがわかり、会議をより効率的に運営するためのヒントも得られるというわけですね。
KandaQuantumでは、この議事録作成AI「CalqTalk」のサービス展開に向けて、先行ユーザーを募集中です。試してみたい方は、応募フォーム(https://forms.gle/fe1DtwTkYdQtUiby8)からどうぞ。締め切りは、2023年2月28日(火)です。
このシステムを開発したKandaQuantumは、「ビッグデータ×量子AI」をミッションに掲げ、量子コンピューターやAI、クラウド、IoT(モノのインターネット)などの最先端分野を強みとする2020年設立のスタートアップ企業です。
今後、ChatGPTやAIの普及とともに、注目を集める機会も多くなりそうですね。