管理人のイエイリです。
2023年春から始まる大阪・関西万博の建設工事で、懸念されているのが現場周辺の道路の交通渋滞です。
建設機械や工具などの総合レンタル会社、アクティオの大阪DLセンター(大阪市住之江区)は、万博の会場となる夢洲(ゆめしま)から海底トンネルを隔てた咲州(さきしま)にありますが、渋滞による運送の遅れが課題となっていました。
この渋滞による機材運送の遅れを解消しようと、同社は竹中工務店と共同で本格的な取り組みを開始することになりました。
工事に使う機材などを現場に輸送するため、
ナ、ナ、ナ、ナント、
重量物運搬ドローン
による“空輸”の飛行実証を行ったのです。(アクティオのプレスリースはこちら)
使用するドローンは、アクティオと古河産業(本社:東京都港区)が共同開発したもので、最大49kgの荷物を運ぶことができます。
このドローンは横揺れや縦揺れを、コンパスによって自動的に補正する機能を持っており、自律飛行することができます。そのため、パイロットの負担が少なく、安全に飛行することができます。
資材はネットによる吊り下げ方式や専用箱によって運ぶことができます。
運ぶものとしては、水中ポンプや電工ドラム などのレンタル商材や、お弁当やドリンクなどを想定しています。
そして、輸送ルートは、陸上ルートのほか
海上ルート輸送
も考えています。
こうなると、道路が渋滞していても、スイスイと時間通りに資材を現場に納品できそうですね。
大阪・関西万博の建設現場では、一般人が入れない工事現場ならではの強みを生かして、自律飛行ドローンによる重量物輸送の技術開発や実績の積み重ねが進んでいきそうですね。
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