管理人のイエイリです。
脱炭素化の流れに乗って、太陽光発電パネルは地上だけでなく、中・高層の集合住宅の屋根にも設置されるようになりました。
そこで問題になるのが、ほこりや鳥のフンなどによる発電効率の低下です。
そのため、時々は洗浄して発電能力を回復させる必要がありますが、高所の傾斜した屋根などに上っての洗浄作業は危険を伴います。
そこで大和ハウスグループの大和リビング(本社:東京都新宿区)とD.U-NET(本社:東京都新宿区)は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
ドローンによる屋根洗浄
などの高所メンテナンスサービスを、2023年4月3日に始めることになったのです。(大和リビング、D.U-NETのプレスリリースはこちら)
大和リビングでは、約61万戸もの賃貸住宅を管理しています。住宅の屋根の保守・点検作業には、足場の設置が必要でコストがかかるうえ、屋根上での作業は、作業員の負担増加や事故発生のリスクがありました。
そこで屋根の洗浄や点検などの作業にドローンを活用し、作業の効率化や安全化を図ります。
●ドローンによる高所メンテナンスサービスの内容
・高所作業となる建物屋根部の汚れ・割れ・錆の確認 |
このサービスは、D.U-NETが総代理店となり、賃貸住宅向けのIoTソリューションを展開するギガプライズ(本社:東京都渋谷区)と、ドローンによる洗浄システムの特許を持つFlight PILOT(本社:長崎県佐世保市)の技術を利用しています。
ドローンによる高所メンテナンスサービスの事業化を後押ししたのは、
2022年12月の航空法改正
でした。
有人地帯によるドローンの目視外飛行や自律飛行を行う「レベル4飛行」が可能になったため、住宅地での高所作業にドローンが活用できるようになったのです。
今後も各社は、ドローンの自動操縦や遠隔操縦による高所作業の機械化サービスによって、建物管理業務のさらなる効率化を図っていく方針です。