管理人のイエイリです。
会沢高圧コンクリート(本社:北海道苫小牧市)は、本業の生コン事業に加えて、建設用3Dプリンターやデジタルツイン構築などの建設DX(デジタル・トランスフォーメーション)関連事業にも積極的に取り組んでいます。
そして同社から、またまたビッグなニュースが飛び込んできました。それは、超無人機「AZ-1000」の初飛行に成功したというものです。
上の写真を見ただけだと、普通のドローン(無人機)が飛んでいるようですが、スケールが違います。
動力に1000ccエンジンを搭載し、
ナ、ナ、ナ、ナント、
150kgの荷物を運搬
できるパワフルな機体なのです。(AZ-1000などの特設サイトはこちら)
その大きさは、長さ3020mm×幅2860mm×高さ1000mm、自重110kg、最大離陸重量310kgと、これまでのドローンとは桁違いのスケールです。
航続時間は、荷物なしの場合は6時間、150kgの荷物を搭載した場合も2時間と、スタミナ抜群です。
これまで主流だった電動式ドローンや、エンジン式無人ヘリコプターに比べても、積載量、航続時間とも上回っています。
AZ-1000のエンジンは、アイザワグループのアラセ・アイザワ・アエロスパシアル(本社:静岡県浜松市)が独自に開発したものです。
その開発コンセプトは、ドローンにドローン用のエンジンを搭載するという考え方ではなく、
エンジン自体がドローン
として飛ぶような、斜め上の発想になっています。
つまり、エンジン自体に4つの回転翼が“直結”できるようにすることで、ドローンとしての構造や設計を最適化しているのです。
飛行試験のYouTube動画を見ると、電動式ドローンとは異なる、低く響くようなエンジン音で飛んでいる様子が分かります。背景の風力発電機が勢いよく回っていることから、結構な風が吹いていたと思われますが、さすがに安定した飛行ぶりでした。
2025年の大阪・関西万博に向けて「空飛ぶクルマ」の開発が急ピッチで進んでいますが、建設業で使われるドローンも、それに負けないスケールでパワーアップが進んできましたね。