東急建設が全従業員を「デジタル利活用人材」に! 3年後の実現目指し、育成計画がスタート
2023年6月15日

管理人のイエイリです。

建設業の生産性向上や働き方改革に、もはやデジタル活用は避けて通れない状況になってきました。

これまでのように、「オレはデジタルは苦手だから、紙を用意してくれ」なんて言っていては、会社全体のDX(デジタル・トランスフォーメーション)にブレーキをかけることにもなりかねませんね。

そこで東急建設では、従業員のデジタルスキル・リテラシーを向上させ、変革やチャレンジに向け行動できるようにするため、「東急建設デジタル人材全体像」を策定しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

3年後には全従業員

を「デジタル利活用人材」にすることを目指しているのです。(東急建設のプレスリリースはこちら

「東急建設デジタル人材全体像」のイメージと3種類のデジタル人材(以下の資料:東急建設)

「東急建設デジタル人材全体像」のイメージと3種類のデジタル人材(以下の資料:東急建設)

デジタル人材は、役割に応じて3種類を想定しています。全従業員が対象の「デジタル利活用人材」、各事業領域でDXをけん引する「デジタル推進人材」、そして専門部署で全社横断的なDXに取り組む「デジタル専門人材」です。

デジタル利活用人材は、IT(情報技術)やDXを1人1人が自分ごととして捉え、変革やチャレンジに向けて行動できるようにすることを目指しています。

「レベル1」(Lv1)ではデジタルを取り入れるマインドや基礎的なパソコン、ITスキル、「レベル2」ではツールの利活用や自分の業務を改善するための基礎的なデジタル知識、そして「レベル3」ではビジネスマンとして必要なデジタル知識を持つ

ITパスポート試験相当

の知識やスキルを身に着けます。

各デジタル人材の育成は、レベル1~3まで段階的に行う

各デジタル人材の育成は、レベル1~3まで段階的に行う

また、デジタル推進人材は、その次のステップとしてデータ分析による課題解決に取り組む「データアナリスト」、業務効率化などの企画を行う「DXプランナー」、デジタルツールやシステムの選定・導入を推進する「テックリーダー」を育成します。初年度は100人程度を対象に育成します。

そして最高位のデジタル専門人材は、データ・DX・デジタル技術の分野に関するスキルを習得し、専門部署に所属して事業領域のDX施策進行の支援体制を構築します。

これらのカリキュラムは全従業員に公開されており、職種や勤務体系に関係なく挑戦できます。この制度によって、思わぬ部署から有能なデジタル人材が発掘されるかもしれませんね。

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