管理人のイエイリです。
道路のアスファルト舗装工事は、昼夜を問わず、行われています。それに対応するため、アスファルト合材工場では、いつでも「ほかほか」な材料を出荷できるように、24時間態勢で人が常駐している必要がありました。
一方、夜間の出荷量が少ない工場では、担当者は数少ないお客さんのために、ずっと待っていなければいけませんでした。
このようなムダを解消しようと、アスファルトプラントのトップメーカーである日工(本社:兵庫県明石市)は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
合材サイロの遠隔出荷
システム「SiiLO」を開発し、その1号機を昭建(本社:滋賀県大津市)の石部アスコン工場に納入したのです。(日工のプレスリリースはこちら)
このシステムは、アスファルト合材工場間をインターネット上に「VPN」という仮想の専用回線で結び、アスファルト合材を出荷する「合材サイロ」を他の工場から遠隔操作できるようにしたものです。
遠隔出荷の操作係は、無人の工場にダンプトラックが材料を受け取りに来たら、監視カメラの映像を確認するとともに運転手と通話し、安全確認を行いながら合材サイロをダンプトラックに積み込みます。
遠隔操作する工場はさらに増やすことができるので、
複数の工場を1人で
出荷操作することも可能です。
これにより、出荷量が少ない工場では、担当者が常駐する必要がなくなるので省人化や働き方改革が実現できるというわけです。
日工では深刻化する人手不足に対応するため、アスファルト合材工場の遠隔監視や遠隔操作、自動運転などにも取り組んでいくとのことです。
材料を建設業に供給する側のDX(デジタル・トランスフォーメーション)も着々と進んでいるようですね。
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