リコーが自家用車によるAI路面点検を可能に!従来システムの性能そのままで小型・軽量化
2023年12月7日

管理人のイエイリです。

リコーは複数のステレオカメラを使って、道路のわだち掘れや平たん性などの計測を行う「路面性状モニタリングシステム」を2018年に開発し、ステレオカメラ方式では初めて、土木研究センターが実施する「路面性状自動測定装置の性能確認試験」に合格しました。(2018年9月13日の当ブログ参照

そして翌2019年8月から、「リコー 路面モニタリングサービス」として、展開してきました。

複数のステレオカメラを搭載した路面性状モニタリングシステムの検査車両(以下の写真、資料:リコー)

複数のステレオカメラを搭載した路面性状モニタリングシステムの検査車両(以下の写真、資料:リコー)

同社はこのほど、このシステムをもとに、「リコー路面簡易点検支援サービス」を開発しました。

使用するステレオカメラをより小型・軽量化して1台とし、可搬式とすることでユーザーの自家用車に搭載し、

ナ、ナ、ナ、ナント、

計測走行を内製化

することができるのです。その結果、コストダウンにつながります。(リコーのプレスリリースはこちら

ステレオカメラで撮影した路面の3次元画像から「わだち掘れ量」と「平たん性」を自動算出するほか、同時に撮影した輝度画像をAI(人工知能)で処理して「ひび割れ率」を算出します。

このほか、乗り心地の指標である「IRI」や、道路維持管理の総合的な指標である「MCI(Maintenance Control Index)値」のなど、様々な項目を算出できます。

計測した画像をAIで処理し、ひび割れ数をカウントした例

計測した画像をAIで処理し、ひび割れ数をカウントした例

装置は小型になりましたが、土木研究センターが実施する「2023年度路面性状自動測定装置の性能確認試験」で、ひび割れ、わだち掘れ、平たん性、距離の

4項目の昼間試験に合格

したのです。

装置が小型になったので、軽自動車にも搭載でき、生活道路などの細い路線の点検も行えます。

これまで道路の点検は、目視が中心でしたが、このような装置を使って効率的に路面舗装の状態を把握し、道路修繕の優先順位や時期をデータに基づいて決めるようにすると、道路の維持管理業務の生産性も高まりますね。

使ってみると、維持管理のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を実感できるに違いありません。

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