管理人のイエイリです。
兵庫県丹波市にあるマプリィは、地理空間情報アプリプラットフォームサービス「mapry」は、80万円で買えるRTK-GNSS対応の3Dスキャナー「LA01-model2」(2024年7月9日の当ブログ参照)や、214万円で買えるMMS(モービルマッピングシステム)など、低価格の3D計測システムを開発・販売しています。
同社は2024年10月31日に、ドローン専用のLiDAR「Mapry M1」を発売しました。
土木現場の3D計測によく使われているDJIのドローン「MATRICE 350」に搭載して地上を3D計測するものですが、気になるお値段は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
81万2000円(税抜き)
と、大変リーズナブルなのです。(マプリィのプレスリリースはこちら)
この価格にはドローン版アプリケーションと解析ソフトmapryPC版も含まれています。
※初年度無料。翌年から年間2万5000円(税抜き)
これまで、ドローン機体とのセットで245万円(税抜き)で販売していたものを、機体を既に持っているユーザー向けに“別売り”を開始したものです。
低価格ですが、測定距離は200mで、カラー点群とオルソ画像を取得することができます。
建設現場では掘削範囲を設定したルートを飛行させて、前日データと比較することで切土・盛り土量の算出が行えるほか、樹木や植生に隠れた地表面の3D計測も可能です。ただし、ドローンによる公共測量には対応していません。
また、林業のユーザーは、背負い式のLiDAR「mapry LA03」と併用することで、樹木の
胸高直径の推定
も行うことができ、森林カーボンクレジット(Jクレジット)の登録から認証までを省力化できます。
以前は高価だったドローンによるレーザー測量も、日ごろの施工管理に使えるレベルまで価格とともに敷居が下がってきましたね。