管理人のイエイリです。
国土交通省が推進する建設業のICT化施策「i-Construction」などで、工事現場でのドローン(無人機)活用はすっかり普及しました。
これまでのドローンの用途と言えば、現場の空撮や測量など、データ収集がメインでした。
そんな中、マゼックス(本社:大阪府東大阪市)は2025年8月中旬に、「軽助55」というドローンの新製品を発売することになりました。
製品名に「軽」が使われているところから、小型のドローンと思いきや、
ナ、ナ、ナ、ナント、
最大55kgの荷物を積載
できる巨大ドローンなのです。(マゼックスのプレスリリースはこちら)
マゼックスでは建設業のほか農業や林業向けに、電線の架設や農薬散布、資材の運搬といった“力仕事”に使えるドローンの開発・販売に力を入れています。
電線の架設には「延助」シリーズ(2019年12月13日の当ブログ参照)、農業用には「飛助」シリーズ、林業用には住友林業と共同開発した「森飛」シリーズといったパワフルなドローンのラインアップを用意しています。
今回の新製品、「軽助55」は森飛シリーズをもとに開発されたものです。全国の急傾斜地や山間部で、風や傾斜、アクセスの困難さが重ねる現場で何度も実証実験を重ね、性能に磨きをかけてきました。
対象としている業種は、建設業のほか電力、農業、林業、さらには災害救護と多岐にわたっており、急傾斜地や強風、アクセスが困難な場所でも建設資材や工具などを安定的に運ぶことができます。
気になるお値段ですが、「軽助55 アドバンス」タイプの場合、
税別350万円
となっています。
これまで歩いて1~2時間かかるところも、ドローンなら10分くらいで運べて、ピストン輸送が可能なので、山間部での工事が多い会社には「力持ちの飛び道具」として重宝しそうですね。