管理人のイエイリです。
大きな建物や構造物の設計中に、設計が変更されることはしばしばあります。そんな時、2枚の図面を見せられて「設計が変わったから、後はよろしく」なんて言われたら、どうチェックしたらいいのか途方に暮れてしまいそうですね。
そんな時に便利なのが、オーシャンブリッジが発売している高速・多機能ファイルビューワー「brava!」です。
変更前、変更後の2枚のCADファイルから、
ナ、ナ、ナ、ナント、
変更点をピンポイント
で見つけてくれる機能を備えているのです。
2つのCAD図面ファイルを読み込むと、両者を詳細に比較し、変更があった部分を探し出して、赤と緑で表示してくれます。これならどこが変わったのかを見落とす心配もありませんね。
設計変更前後のCAD図面を「Brava!」に読み込むイメージ(資料:オーシャンブリッジ。以下同じ) |
変更があった部分を探し出し、赤と緑で表示 |
変更部分を拡大表示したところ |
このファイルビューワー「brava!」は、DWGやDXF、DWFなどのCADファイルのほか、TIFFやJPG、EPSなどの画像ファイル、WordやExcel、PowerPointなどのMicrosoftの「Office」シリーズといった幅広いファイル形式に対応し、同様に変更点を発見してくれます。
このほか、CAD図面などの上に朱書きで変更指示や現場での補修部分などを書き込み、PDFやTIFに変換する機能もあります。必要な場合は、顧客名などを隠す機能もありますので、機密情報のやりとりも安心ですね。
図面に朱書きしたところ |
このソフトは3年前くらいから急に売れ始めたそうです。図面を紙に打ち出して朱書きなどを行い、FAXなどで送るのではなく、CADファイルのまま修正してメールで返信する、という作業方法が普及したことにも関係しているようですね。
「brava!」のウェブサイトには、多数の導入事例が掲載されていますが、
BIMユーザーにも愛用
されていることが分かります。
「brava!」のウェブサイト |
「brava!」は対応するファイルの種類によって「AutoCAD対応版」や「画像対応版」など、様々な製品がありますが、CADと画像に対応できる「画像・AutoCAD対応版/マークアッププラス」版の場合は定価3万2000円(税別)、さらにOfficeにも対応できる「フル画像・CAD・Office対応版/マークアッププラス」版が6万9300円(同)となっています。
図面や画像のチェックをよくされる方は、1本持っていると仕事が相当、はかどりそうですね。