イエイリがNHKでコメント!3Dプリンターで家を建てた上海の建設会社
2014年5月7日

管理人のイエイリです。

3Dプリンターが去年あたりからブームになっていますが、大型化も進んでいるようです。

中国系のメディア、CNC Newsは、中国の建設会社が、大型の3Dプリンターを使って、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

実物の家を建てた

 

という驚くべきニュースを報じました。そして販売を開始したとのことです。

3Dプリンターで作られた実物の家(資料:CNC Newsより。以下同じ)

3Dプリンターで作られた実物の家(資料:CNC Newsより。以下同じ)

3Dプリンターで実物の家を造ったのは、上海の大手建設会社、WinSun Decoration Design Engineering社です。

YouTubeにアップされた「3D printers print ten houses in 24 hours」というニュース番組の動画を見ると、家の造形に使った3Dプリンターは、上海近郊のハイテク工業団地内の工場に備え付けられており、天井走行クレーンのような形をしていることがわかります。

クレーンに取り付けられたノズルから、コンクリート状の材料を吹き出し、一定の高さずつ、壁を造形しながら積み上げていきます。材料には建設廃材などにセメントを混ぜたものを使っています。

工場内に備え付けられた天井走行クレーンのような巨大3Dプリンター

工場内に備え付けられた天井走行クレーンのような巨大3Dプリンター

壁を造形中の3Dプリンター。ノズルからコンクリート状の材料を吹き出しながら壁を造っていく

壁を造形中の3Dプリンター。ノズルからコンクリート状の材料を吹き出しながら壁を造っていく

壁の外面。かなり凹凸がついていることがわかります

壁の外面。かなり凹凸がついていることがわかります

この3Dプリンターを使った工法は12年にわたって開発されてきたとのこと。開発者によると材料などが改善されれば、将来は高層ビルを建てるのも夢ではないそうです。

私が見たところ、米国の南カリフォルニア大学で開発中の巨大3Dプリンター「コンター・クラフティング」とそっくりなので、両者が連携して開発しているのか、それとも独自で開発されているのかが、気になりました。

南カリフォルニア大学で開発中の巨大3Dプリンター「コンター・クラフティング」

南カリフォルニア大学で開発中の巨大3Dプリンター「コンター・クラフティング」

コンター・クラフティングで造形中の壁(2点の資料:南カリフォルニア大学、Berok Khoshnevis)

コンター・クラフティングで造形中の壁(2点の資料:南カリフォルニア大学、Berok Khoshnevis)

先週、私は取材のため、シンガポールに行っていたのですが、突然、ケータイにNHKのディレクターさんから電話がかかってきました。

その用件とは、その日の夜に放送する「News Web」という番組で、上海の巨大3Dプリンターを取り上げるので、

 

私のコメントがほしい

 

ということだったのです。

遠く離れたシンガポールから何回か電話でやりとりの後、なんとか、番組で私のコメントが紹介されたようです。

5月6日の夜、放送されたNews Webで紹介されたイエイリのコメント(写真:視聴者提供)

5月6日の夜、放送されたNews Webで紹介されたイエイリのコメント(写真:視聴者提供)

また、他のテレビ局からも取材依頼の電話がありました。巨大3Dプリンターと建設業の革新に、マスコミも興味津々のようです。

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