日本の技術を結集!関西大学がUAV計測のコンソーシアムを発足
2015年5月1日

管理人のイエイリです。

建設や防災などの分野でUAV(無人機)を使った計測が急速に普及していますが、そのハードやソフトの多くは外国製品に頼っているのが現状です。

建設や防災などの分野で普及しつつあるUAVによる計測(写真・資料:特記以外は関西大学)

建設や防災などの分野で普及しつつあるUAVによる計測(写真・資料:特記以外は関西大学)

そこで関西大学は今年4月、UAVを使った計測やデータ処理技術、運用モデルを開発するため、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

産学官コンソーシアム

 

を立ち上げたのです。

これは関西大学カイザー・プロジェクトS「高度空間計測技術コンソーシアム」(研究代表者:関西大学総合情報学部 田中成典教授)というもので、日本の英知を結集してUAVプラットフォームを使った計測技術の開発を行い、新産業の創出につなげることを目標にしています。

コンソーシアムの設立に当たっては、国土交通省国土技術政策総合研究所や国土地理院のほか、アジア航測、建設システム、ゼンリン、パスコ、フォーラムエイト、三菱電機エンジニアリングといったそうそうたるメンバーの賛同を得ています。

関西大学学長の楠見晴重氏

関西大学学長の楠見晴重氏

関西大学総合情報学部教授の田中成典氏(2点の写真:家入龍太)

関西大学総合情報学部教授の田中成典氏(2点の写真:家入龍太)

このプロジェクトに先立ち、コンソーシアムでは5月27日、東京・丸の内で特別セミナーを開催することになりました。

そのプログラムを見ると、国土地理院基本図情報部地図情報技術開発室の大野裕幸室長が「UAVの活用に向けた取り組みについて」と題する特別講演を行うほか、大学の研究者やコンソーシアム参画企業が「点群データを用いた3Dモデル作成」「UAVレーザー測量」「3DバーチャルリアリティーとUAVの連携」といったテーマで最先端の講演を行うようです。

 

UAVの飛行ルート

UAVの飛行ルート

 

橋の3Dモデリング

橋の3Dモデリング

 

傾斜地条項を飛行するUAV(円内)

傾斜地条項を飛行するUAV(円内)

傾斜地の3Dモデリング

傾斜地の3Dモデリング

そして、セミナーの後には

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

無料懇親会も開催

 

されるので、この分野のキーパーソンとのネットワークを構築するのに絶好の機会です。

ご興味のある方は、参加してみてはいかがでしょうか。

●特別セミナーのプログラム

13:30~13:40
■開会挨拶 関西大学 学長 楠見晴重

13:40~14:20
■特別講演「UAVの活用に向けた取り組みについて」
国土交通省 国土地理院 基本図情報部
地図情報技術開発室 室長 大野裕幸

14:20~14:40
■講演1「計測機器による点群座標データの計測と活用」
関西大学 環境都市工学部 准教授 窪田諭

14:40~15:00
■講演2「点群座標データを用いた3次元モデルの生成と活用」
大阪経済大学 情報社会学部 准教授 中村健二

15:00~15:10 ≪休憩≫

15:10~15:30
■講演3「UAV撮影画像モデリングサービスと安全運行への取り組み」
アジア航測株式会社 総合研究所 所長 織田和夫

15:30~15:50
■講演4「堤防点検調査業務におけるMMSおよびUAVレーザ計測」
株式会社パスコ 技術統括本部 MMS高精度情報センター 山本耕平

15:50~16:10
■講演5「高度空間情報が切り拓くビジネス未来像」
株式会社ゼンリン 事業企画本部 プロダクト企画部 部長 伊藤千志

16:10~16:20 ≪休憩≫

16:20~16:40
■講演6「3DVRと連携するUAVの取組についてUC-win/Road Ver.10」
株式会社フォーラムエイト システム開発グループ 主事補 春松光男

16:40~17:00
■講演7「映像と距離の融合による現場監視支援(フィールドビューア)」
三菱電機エンジニアリング株式会社 メディアシステム事業所
郡山支所長 平謙二

17:00~17:20
■講演8「高度空間計測技術開発コンソーシアムの概要」
関西大学 総合情報学部 教授 田中成典

17:20~17:30
■閉会挨拶
東京都市大学 工学部 准教授 今井龍一

17:45~19:30
■懇親会(会場:関西大学東京センター)

参加費:講演会・懇親会ともに無料
参加申し込み:関西大学ウェブサイトより
主 催:関西大学カイザー・プロジェクトS「高度空間計測技術開発コンソーシアム」

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