カーナビをカスタマイズ!維持管理に便利なパイオニアの「電柱番号検索ナビ」
2018年1月19日

管理人のイエイリです。

電柱やマンホールなど、広い範囲に分布する多数の施設や設備を維持管理する仕事では、いかに早く、現場にクルマで到着できるかが業務の生産性を大きく左右します。

その大きな力となるのがカーナビですが、一般のカーナビを使うとまず施設台帳などで目的の電柱やマンホールの住所などを調べ、その情報をカーナビにインプットして検索する、という手間ひまがかかります。

様々な施設に到着するにはカーナビが欠かせない(以下の資料:パイオニア)

様々な施設に到着するにはカーナビが欠かせない(以下の資料:パイオニア)

パイオニアは、こうした問題を解決できる維持管理業務専用のカーナビ「電柱番号検索ナビ」を2018年2月に発売することになりました。

維持管理業務専用のカーナビ「電柱番号検索ナビ」。オンダッシュタイプとメインユニットタイプがある

維持管理業務専用のカーナビ「電柱番号検索ナビ」。オンダッシュタイプとメインユニットタイプがある

目的地を検索するとき、住所の代わりに

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

施設の管理番号

 

を入力し、その施設までの道を一発で検索できるのです。

住所の代わりに施設の管理番号をダイレクトに入力し、対象施設までのルートを一発で検索できる

住所の代わりに施設の管理番号をダイレクトに入力し、対象施設までのルートを一発で検索できる

そのためには、事前にカーナビに電柱や鉄塔、マンホール、上下水道設備、道路の照明灯などに付けられた固有の番号と住所を登録しておく必要があります。

その件数は500万件以上登録しておくことができるので、通常の維持管理業務なら十分でしょう。

番号体系は英数字とひらがな、カタカナを組み合わせたものに対応でき、番号の最初の部分を入力すると候補を表示する前方一致検索に対応しています。

複数のエリアに同じような通し番号などが割り振られた施設がある場合は、都道府県や市区町村などでエリアを2階層に設定して絞り込むことも可能です。

対象エリアを2階層に分けて絞り込める

対象エリアを2階層に分けて絞り込める

また、大型の工事車両の場合、途中に低いトンネルなどがあったり、危険物積載車両が通行禁止の道路があったりした場合、カーナビに表示されたルートを迂回(うかい)する必要も出てきますね。

こんな場合のこともちゃんと考えられています。あらかじめ自車の車種や寸法、危険物積載の有無を登録しておくと、

 

通れない道を自動回避

 

して、ナビゲーションしてくれるのです。

小さなトンネルや通行禁止の道路も、自車の車両情報から自動的に回避してくれるのもありがたい

小さなトンネルや通行禁止の道路も、自車の車両情報から自動的に回避してくれるのもありがたい

この「電柱検索ナビ」は、パイオニアが業務用に開発した「B.PROカーナビ」をベースに作られています。

パソコンやスマートフォンのようにアプリを開発して自由にカスタマイズしたり、他のシステムと連携して拡張したりできるのが特徴です。

自由にカスタマイズできる「B.PROカーナビ」のイメージ図

自由にカスタマイズできる「B.PROカーナビ」のイメージ図

他のシステムと連携するためにシリアルポート(D-SUB9ピン)またはBluetooth(SPP)も付いている

他のシステムと連携するためにシリアルポート(D-SUB9ピン)またはBluetooth(SPP)も付いている

シリアルポートやBluetoothを使うと、外部からデータやコマンドを送ってカーナビを遠隔操作したり、位置情報などを取り出したりすることができます。

これを使うと、カーナビの使い勝手も飛躍的に広がりそうですね。例えば、建設機械のメンテナンス業務では、建機の番号を入れるだけで建機に搭載したGPS機器からの位置情報と合わせてルート検索する、といった使い方もできそうです。

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