海上コンテナにすっぽり!フランス企業が3Dプリンター建設セットを発売
2018年3月5日

管理人のイエイリです。

世界のあちこちで、3Dコンクリートプリンターによる建物の建設が行われるようになってきました。

それに伴って、建設機械としての3Dプリンターもよりコンパクトで機動性も高くなってきています。

フランス北部のヴァランシエンヌに本拠を置くSERRE NUMERIQUE社はこのほど、「Construction-3D Printer」という、3Dコンクリートプリンターによる建設セットを発売しました。

クローラー付きの折りたたみ式3Dプリンター車とモルタルプラント、コントローラー、パソコンなどの一式が

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

20フィート海上コンテナ

 

に収納されたコンパクトな製品なのです。

20フィートコンテナにすっぽり収まる「Construction-3D Printer」(以下の画像、資料:Construction-3D Printerのウェブサイトより)

20フィートコンテナにすっぽり収まる「Construction-3D Printer」(以下の画像、資料:Construction-3D Printerのウェブサイトより)

3Dコンクリートプリンター本体

3Dコンクリートプリンター本体

モルタルプラント

モルタルプラント

コントローラー

コントローラー

パソコン

パソコン

3Dコンクリートプリンターは、コンクリートを吹き出すノズルが先端についたアームが360°旋回するようになっており、201m2の範囲で造形が可能です。

コンテナに装置一式を積んで現場に運び、その場で建物などをすぐに造形することができます。

3Dコンクリートプリンター一式をコンテナに入れ、トレーラーで簡単に現場搬入できる

3Dコンクリートプリンター一式をコンテナに入れ、トレーラーで簡単に現場搬入できる

造形中の3Dコンクリートプリンター。モルタルを数センチずつ重ねて建物をプリントする

造形中の3Dコンクリートプリンター。モルタルを数センチずつ重ねて建物をプリントする

現場での建設中のイメージ

現場での建設中のイメージ

造形を完了し、アームなどをたたんで建物から出てくる3Dコンクリートプリンター

造形を完了し、アームなどをたたんで建物から出てくる3Dコンクリートプリンター

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■■イメージビデオ■■

造形を完了し、アームなどをたたんで建物から出てくる3Dコンクリートプリンター●

気になるお値段ですが、同社のウェブサイトFacebookによると

49万5000ユーロ

 

日本円に換算すると、1ユーロ=130円として約6400万円となります。

Construction-3DのFacebookでも販売中

Construction-3DのFacebookでも販売中

先日も、オランダのCy Be Construction社が3Dコンクリートプリンターから材料、施工まで一式をソリューション化したという記事を紹介しましたが、海外での3Dプリンター建設の進化には、驚くばかりです。

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