オフィスの新型コロナ対策レイアウトを提案!シンガポール企業がソフトを開発
2020年7月6日

管理人のイエイリです。

新型コロナウイルスの感染者は、経済活動の再開とともに増え続けており、これからも予断を許さない展開です。

下の図は、集団感染が起こった韓国のオフィスビルと中国のレストランのレイアウトです。

これからのオフィスや学校などでは、空調による空気の流れや机・椅子の配置も、新型コロナの感染リスクができるだけ少なくなるようにする必要がありますね。

くしゃみやせきなどによるウイルスの飛散イメージ(資料:NHK国際放送より)

新型コロナウイルスの集団感染が起きた韓国のオフィスビルのレイアウト。青い席が感染者の位置を表す(資料:Park SY, Kim YM, Yi S, Lee S, Na BJ, Kim CB, et al. Coronavirus disease outbreak in call center, South Korea. Emerg Infect Dis. 2020 Aug [May 14, 2020].)

集団感染が起こった中国・広州市のレストラン。赤い丸印が感染者(黄色で塗った丸印が最初の患者)(資料:Lu J, Gu J, Li K, Xu C, Su W, Lai Z, et al. COVID-19 outbreak associated with air conditioning in restaurant, Guangzhou, China, 2020. Emerg Infect Dis. 2020 Jul [May 14, 2020]. )

目には見えない新型コロナの感染リスクを少しでも少なくするオフィスレイアウトは、どのように計画したらよいのでしょうか?

シンガポールを拠点とするBIM(ビルディング)ソフト開発企業、DIGITAL BLUE FOAM(以下、DBM)は、この問いに答える解析ソフト「Covid Space Planner」を開発しています。

ナ、ナ、ナ、ナント、

感染リスクを最小化

するオフィスレイアウトを作ってくれるのです。(DBMのプレスリリースはこちら

新型コロナウイルス感染のリスクを最小化したオフィスレイアウト(以下の資料:DBM)

使い方はまず、既存のオフィスレイアウトの図を読み込み、空調ゾーンや座席を指定します。

するとソフトが空気の流れや、様々な人間の動線を探索して、ウイルス感染のリスクを評価します。分析の対象は、空間の総占有率や人々の近接性、気流や換気、そして空間内での活動時間などです。

既存のオフィスレイアウトの図を読み込み、空調ゾーンや座席配置を指定する

ソフトが様々な人間の動線を探索して、感染リスクを評価する

そして感染リスクを軽減するために、入り口の位置や作業エリア、家具の配置、改装などの空間計画戦略を提案してくれるのです。

様々な動線とリスクの評価例

感染リスクが最小化されたオフィスレイアウト

この最適化の提案には、BIMモデルの自動設計に使われる

ジェネレーティブ・デザイン

技術を使っているそうです。

このように、オフィスや学校の新型コロナ対策には、建築士や設備工事会社など建設業関係者が果たす役割も大きくなりそうです。

これまでもBIMやCFD(流体解析)ソフトなどを使って自然換気や省エネルギー化などの設計が行われてきましたが、今後は新型コロナウイルス対策にも応用が広がっていきそうです。

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