マンホールから看板までをデジタルツイン化! パスコが最新型の道路計測車両を導入
2020年12月14日

管理人のイエイリです。

道路の維持管理がますます重要になった今、パスコ(本社:東京都目黒区)は高精度な道路空間データを提供しています。

同社はこのほど、詳細な路面状況や道路空間全体を計測する新型の計測車両システム「Real Dimension(リアルディメンジョン)」を開発し、2020年11月から本格運用を開始しました。

2020年11月から本格運用を開始した「Real Dimension」(以下の写真、資料:パスコ)

車両を横から見たところ

車両の後部にはなんやら多くの機器が取り付けられていますが、その目的は1回の走行で

ナ、ナ、ナ、ナント、

道路をデジタルツイン化

するためなのです。(パスコのプレスリリースはこちら

これまでは、道路施設管理や自動運転に必要となる、高精度な道路基盤地図の作製には「MMS(モービルマッピングシステム)」を使い、路面の点検・調査や維持管理には「Real」を使ってきました。

今回、開発された車両は、両方の機器を搭載しており、1台で道路空間全体を計測できるようにしました。そして計測したデータの解析処理を効率的かつ高品質で行えるようにしたのです。

具体的には、道路空間全体の計測には、毎秒100万点を計測する3Dレーザースキャナーや360度カメラ、GNSS(全地球測位システム)の受信機器を使います。

Real Dimensionで計測した道路の3Dデータ。道路の形状や周辺施設などの計測や図化が行える

らせん状になった首都高速大橋ジャンクションの内部を計測した3Dデータ

道路の法面画像(左)と3D点群データ(右)

また、高い精度が求められる路面の計測には、従来のひび割れ用ラインセンサーカメラやわだち掘れ用のレーザースキャナーに代わって、

レーザー光源と3Dカメラ

の組み合わせによる最新の計測機器を採用しました。

レーザー光源と3Dカメラによって撮影された路面映像(左)と路面の高さ画像(右)

この機器は「光切断法」という方法で、路面の微細な高さやひび割れの深さをキャッチして、ひび割れやわだち掘れの自動解析を行うことができます。

路面のひび割れの解析画像

この「Real Dimension」で行えることは、高精度道路基盤地図の作製や路面性状調査・修繕計画策定から、道路防災や環境調査、屋外広告物調査、自動車道ネットワーク検討までがあります。

さらには下水道マンホールふた調査、河川堤防調査、トンネル・橋梁調査、都市景観、防災など、道路以外の計測にも使えるのです。

この車両が走った後には、デジタルツイン化された都市データがどんどん作られていきそうですね。

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