タカショーが庭の水やりをデジタルツイン化! 気象情報で散水量を調節
2021年2月4日

庭の植物をいきいきと保つためには、毎日の水やりが大切です。

とはいえ毎日、一定の量を機械的に散水すると水が多すぎたり、少なすぎたりしますので、今日の天気や気温、雨の量などを考えて、散水する量やタイミングなどを調節する必要があります。

そのため、忙しい人はきれいな庭をキープするのがなかなか難しかったのではないでしょうか。

そんな人に朗報です。ガーデン関連のソリューションを展開するタカショー(本社:和歌山県海南市)の子会社、タカショーデジテック(本社:和歌山県海南市)は、植物に最適な水やりを自動的に行える「潅水(かんすい)システム」を開発し、2021年2月1日に発売しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

毎日の気象情報と連動

してかしこく水やりを行ってくれるのです。(タカショーデジテックのプレスリリースはこちら

気象情報と連動してかしこく水やりを行うイメージ(以下の資料、写真:タカショーデジテック)

潅水システムの全体図

水やりに使うノズルや配管部品

水やりをオンオフするバルブシステム

このシステムでは、クラウドを通じて庭に設置したウオーターバルブを自動制御し、植物への水やりや打ち水を行います。

ウオーターバルブやスイッチ、スプリンクラー、配管などは規格化されているので配管工事も簡単です。配線も低い電圧で動作する屋外用の「ローボルトシステム」を採用しているので、電気工事士の資格がなくても安全に施工できます。

ユーザーはスマートフォンを使って、水やりの時刻や回数などを設定します。

庭の緯度経度情報をスマホで登録しておくと、その地域の天候や気温、降水量、湿度といった気象情報をクラウドが入手し、最適な水やりや打ち水を行ってくれるのです。

水やりを行う日や、1日当たりの回数や開始・終了時刻なども、タイマー機能で細かく設定できます。

水やりに関係する自然の情報と、ユーザーの希望をデジタルデータで再現し、クラウドで制御する点は、「水やりのデジタルツイン化」(デジタルの双子)、もしくは「水やりのIoT化」(モノのインターネット)とも言えそうですね。

植物にあった水やり条件を設定できるタイマー機能

日の出・日の入りの時刻は時々刻々と変わりますが、

日の出・日の入りタイマー

なのも装備されているので、「日の出から2時間後に散水」という具合に設定できるので、設定を頻繁に変える手間もありません。

タイマーによる一般的潅水システムに比べてのメリット

この潅水システムは、庭の照明からオーディオ、監視カメラ、暖房までをスマホ一つで制御できるタカショーの「GEMS」という庭園用エネルギー管理の拡張版として開発されました。(GEMSの詳細は、2020年4月27日付けの当ブログ記事を参照

庭園用エネルギー管理システム「GEMS」の拡張版として、今回の潅水システムがラインアップされた

庭園の自動制御は今後も進化していきそうですね。今度はどんな機器やと連動が広がっていくのか、楽しみです。

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