Navisworksから4D工程表を自動作成! BIM/CIMクラウド「KOLC+」に新機能
2021年2月18日

管理人のイエイリです。

オートデスクのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト「Navisworks Manage」には、工事現場でビルや土木構造物が出来上がっていく手順をアニメーションのように見られる「タイムライナー(TimeLiner)」という便利な機能があります。

BIMモデルを細かい部分に分けて、それが現場で造られる時期のデータにひも付け、時間軸を表す「スライダー」をマウスで動かすことで、その時点の建設がどこまで進んでいるのかを、4Dモデルで表示する機能です。

Navisworks Manageのタイムライナー機能(資料:Technology Perspective from Japan)

このタイムライナー機能のAPI(プログラム間をデータ連携する機能)を利用して、BIM/CIMモデルなどの情報共有を行うクラウドサービス「KOLC+」(運営会社:コルク。本社:東京都豊島区)が新機能を開発し、2021年2月1日に実装しました。

Navisworksのデータをクラウドにアップするだけで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

バーチャート工程表

を自動作成してくれる「4D工程表」という機能なのです。(KOLC+の4D工程表のページはこちら

Navisworksのデータから自動作成されたバーチャート工程表。週単位で表示したもの(以下の資料:コルク)

しかし、バーチャート工程表は「準備工」、「舗装工」、「駅舎工事」といったように、各工程を大きなくくりでまとめてあり、その中には多くのBIMモデルが含まれます。

そこで仕込みの作業として、Navisworks Manageのタイムライナーパネルで「駅舎工事」などの各工程をタスクとして追加し、それに含まれるBIMモデルを関連付けます。そして計画開始日と計画終了日を入力します。

そのデータを「KOLC+」のクラウドにアップロードすると、バーチャート形式の「4D工程表」が出来上がり、工事関係者間で共有できるのです。

Navisworks Manageのタイムライナーパネルで「駅舎工事」などのタスクを追加し、対象モデルをひも付け、計画開始日と計画終了日を入力する

それを「KOLC+」のクラウドにアップすると4D工程表が出来上がる。日単位で表示したもの

4D工程表のバーチャート部分は上の4Dモデルとリンクしているので、バーチャートの各部分をマウスでクリックすると、それに該当する4Dモデルの部分が表示されます。

また、バーチャート部分の赤の縦線をマウスでつかんで左右に移動させると、施工ステップをアニメーションのように見られます。

4D工程表を見るためには

ウェブブラウザー

があればよく、特別なソフトはいりません。

対応しているブラウザーは、Google Chrome、Microsoft Edge、Safari(iPad)です。Internet Explorer11では動作しません。

KOLC+はいかにもBIMっぽいクラウドですが、これまでは国土交通省の土木系の業務や工事を中心に使われてきました。

4D工程表以外の機能としては、「3Dビューア」や「3Dライブレビュー(β版)」、「点群ビューア」、そして「遠隔臨場」や「ファイル共有」などが備わっています。

BIM/CIMモデルを含め約80種類の3Dモデルを表示・メモ書きできる「3Dビューア」機能

点群データを表示・計測できる「点群ビューア」機能

3Dモデルを共有しながらオンライン会議ができる「3Dライブレビュー(β版)」機能

発注者などが遠隔立会検査を行う「遠隔臨場」機能

気になるお値段ですが、土木系の受発注者などを対象にした小規模な情報共有などが行える「無料プラン」から、BIM/CIMモデルや3Dビューア、点群ビューアが使える「3Dプラン」(月額・税別3万円。100ユーザー)などがあります。

これに工事写真や現場の360°写真などをリアルタイムに共有できる機能があれば、「バーチャル現場」にようになり、様々な施工管理業務をテレワーク化するのに役立ちそうですね。

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