管理人のイエイリです。
先日、国土交通省が全国約50都市を3Dモデル化した「PLATEAU」を無料公開したこともあり、都市モデルに注目が集まっています。
ただ、PLATEAUの場合、精度は「LOD1」と呼ばれるものが多く、白いマッチ箱を並べたような都市モデルがまだまだ多いのが実情です。
そんななか、測量機器メーカーのライカジオシステムズ(本社:東京都港区)の親会社であるHexagonは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
東京23区の高精細3Dモデル
を同社のウェブサイト、「HxGN Content Program」を通じて発売することを発表したのです。(ライカジオシステムズのプレスリリースはこちら)
東京の都市モデルは、750km2をカバーし、地上解像度7.5cmのオルソ画像、30点/m2を超える密度の点群、そして170万棟を超える詳細度「LOD2」のテクスチャー付き建物や構造物の3Dモデルからなっています。
3D都市モデルの作成は、ライカジオシステムズの航空レーザー測量システム「CityMapper-2」を使用して、同システムを日本国内の民間航空測量企業として初めて導入したかんこう(本社:大阪市城東区)が行いました。
CityMapper-2には、150メガピクセルのカメラが直下撮影用に2台、斜め45度での撮影用に4台がついており、0.8秒ごとに写真撮影を行います。
また、3Dレーザースキャナー(LiDAR)も付いており、毎秒200万回のパルスを照射し、3cmの精度で3D点群を計測します。
東京都市部の3Dモデル化が成功したことを受け、ライカジオシステムズは、国内の民間測量会社と協業し、
日本の都市部と広域部
の3Dモデル化を進めていく予定です。
Hexagonでは、米国やカナダ、欧州全土で2500万km2を超えるオルソ画像を作成しており、現在3回目の更新サイクルに入っているそうです。その中で、アジアとして初めて、日本の都市モデルをコンテンツとして提供しました。
日本ではPLATEAUのほか、ゼンリンやパスコ、キャドセンターなどが、都市の高精細3Dモデルを作成し、提供しています。
これから、都市やインフラの「デジタルツイン」による管理が進んでいくと、都市モデルは見た目の精細さだけでなく、実際の都市の変化に素早く追従するための更新頻度も競争要因になりそうですね。