ドア選びのために150平米のVR住宅を“建設”! 現場感覚でフルハイトドアを体験
2021年9月7日

管理人のイエイリです。

VR(バーチャルリアリティー)ゴーグルを身に着け、イスに腰掛けた女性があたりを見回したり、コントローラーを動かしたりして何やら思案しています。

VRゴーグルを身に着けて思案中の女性(以下の写真、資料:神谷コーポレーション湘南)

この装置が設けられたのは、室内ドアの専門メーカー、神谷コーポレーション湘南(本社:神奈川県伊勢原市)の横浜ショールームです。

いったい、このVRは何のために作られたのかというと、

ナ、ナ、ナ、ナント、

ドア選びのため

なのです。(神谷コーポレーション湘南のプレスリリースはこちら

VRで見た天井高さの「フルハイトドア」(左)と一般的な枠付きドア(右)の違い

同社が生産しているオリジナルブランドの「フルハイトドア」は、天井までの高さがあり枠が見えないという独自のデザインが特徴です。

このドアを設置すると、同じ部屋でも通常のドアより部屋が広く明るく感じられるというメリットがあります。

しかし、単体のドアを見比べただけでは、その効果はあまり想像できません。かといって、実際にモデルハウスを建てるとスペースの問題のほか、色・高さ違いの製品を複数、用意するのも難しいです。

そこで同社はVR製作会社に依頼し、延べ床面積150.22m2で部屋ある2階建てのバーチャル住宅を、ドア選びのために“建設”してしまったのです。

このバーチャル住宅内には部屋を区切るドアが7カ所、クローゼットトビラが3カ所設けてあり、VR空間の中で一般的なドアとフルハイトドアを簡単に切り替えて比較し、室内の見え方を確かめることができます。

このほか、ドアを開けて向こう側に通り抜け、

反対側からのイメージ

も体感できます。

今後はVRで体感できるドアを追加するほか、全国のショールームにも順次、展開していく予定とのことです。

VRによって大幅な地代やショールーム建設費が抑えられ、ニッチなデザインの製品もリアルに体験することでお客さんの購買につなげられそうですね。

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