管理人のイエイリです。
先週の木曜日(2022年3月31日)、インターネット上にBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)をテーマにしたポータルサイト「BIM GATE」がオープンしました。
BIMの初心者から、BIMを設計や施工、維持管理に使いたい設計者や建築主、そして学生まで、BIMにかかわる幅広い人たちを対象にしたBIM情報のポータルサイトなのです。
これだけBIM情報が充実したサイトを、いったいだれが公開したのかというと、
ナ、ナ、ナ、ナント、
日事連
だったのです。
このサイトは日本建築士事務所協会連合会(以下、日事連)の「BIMと情報環境ワーキンググループ」が、国土交通省の住宅市場整備推進等事業(建築基準法・建築士法等の円滑な執行体制の確保に関する事業)の補助金によって作成・開設しました。
ポータルサイトとうたっているように、BIMの様々な情報が一堂に集まっています。早速、いろいろなコーナーを見てみました。
まずはBIMの「導入事例」コーナーです。ArchicadやRevit GLOOBE、Vectorworksなどを活用する実務者自らが執筆したIM導入事例の数々が紹介されています。
「イベント」コーナーでは、BIM関連のオンラインセミナーやBIM関連コンペの結果情報といった最新情報が掲載されています。
BIMの初心者にとってありがたいのは「用語集」のコーナーです。「4D/5D」や「LOD」、「デジタルツイン」、「BIMモデル合意」など最新のBIM界で使われている用語が掲載されています。
わからない用語を調べるのはもちろん、このコーナーをざっと読んでおくとBIMの最新事情や動向を把握するのにも役立つでしょう。
これからBIMに取り組んでみたい人には、「BIM操作体験」コーナーがおすすめです。BIMでは、2DのCADと違い、建物を3Dモデルで表現します。
3Dモデルとは、どんなものなのか、どんな情報がインプットされているのか、BIMモデルから作られた図面はどんなものなのかを、BIMモデルの「ビューアーソフト」を実際に操作しながら確認することができます。
また、「BIMとは?」コーナーの中にあるや「BIM GALLERY」では、様々なBIMモデルのウオークスルー動画が集まっています。
そして、BIMでコラボレーションしたい実務者にとって、とても役立ちそうなのが「BIMパートナー」のコーナーです。BIMを活用する日時連の会員事務所情報がまとめられており、地域や行っている業務のほか
対応できるBIMソフト
によって、検索できるのです。
インターンの受け入れ可否や、受け入れできる分野も紹介されているので、建築を専攻する学生さんにとっても大いに役立つでしょう。