LIXILが後付けできる太陽光ロールスクリーンを開発! USBポートでスマホの充電も可能に
2022年7月21日

管理人のイエイリです。

建物には欠かせない窓ですが、夏場は暑く、冬場は寒くと、建物の熱負荷の点では弱点になりがちです。

そこでLIXILは、「太陽光発電(PV)ロールスクリーンシステム」を開発し、同社のオフィスビルで実証実験を行っています。

PVロールスクリーン(以下の写真、資料:LIXIL)

PVロールスクリーン(以下の写真、資料:LIXIL)

PVロールスクリーンの仕組み

PVロールスクリーンの仕組み

ロールスクリーンの中にPVセルを仕込み、ガラス窓を透過してきた太陽光を電気エネルギーに変えることで、再放射を抑制するものです。

発電した電気はスクリーンの両脇にあるカバーフレーム内に内蔵した蓄電池に充電し、

ナ、ナ、ナ、ナント、

USBポートで外部供給

し、スマホに充電することもできるのです。

PVスクリーン両脇のカバーフレームには、蓄電池やUSBポートを備えており、スマホなどの充電に利用できる

PVスクリーン両脇のカバーフレームには、蓄電池やUSBポートを備えており、スマホなどの充電に利用できる

同社はこれまでも、新築ビルの壁面に設置する太陽光発電設備「BIPV」を提供してきましたが、施工性やメンテナンスなどの課題があり、既存ビルに後付けすることは困難でした。

その点、今回開発した「PVロールスクリーン」は、既存ビルの屋内から後付けで簡単に設置できるように開発されています。

夏場は日差しを完全に遮ることでまぶしさや暑さを軽減し、冬場は断熱性などの熱的性能の向上を図り、窓まわり全体の価値向上を実現しました。デザイン性にもこだわっています。

既存ビルへの後付けやメンテナンスが行いやすい構造になっている

既存ビルへの後付けやメンテナンスが行いやすい構造になっている

このPVロールスクリーンは、2020年度の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業で開発され、現在は本格的な実証実験を行っています。約178m2、8色、99枚 ものPVロールスクリーンを使い、既存の窓部に後付け設置しています。

既存ビルを使った実証実験

既存ビルを使った実証実験

8色のスクリーンをテストしている

8色のスクリーンをテストしている

既存ビルの単板ガラス越しの太陽光で発電した場合、1平方メートル当たりの発電量は

64.8W/m2

で、スクリーン1枚当たりだと54.5Wになります。

これだけの電力が窓から取れると、普段使いのほか災害などでの停電時にも助かりますね。

このほか、発電や蓄電、スクリーンの開閉状況を、Wi-Fiを介してクラウドで管理したり、開閉操作をリモコンやパソコンで行ったりすることも可能です。

このPVスクリーンが実用化されると、既存ビルのリフォームも窓ガラスの断熱化だけでなく、発電機能の追加という新たな選択肢が加わることなりそうですね。

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