管理人のイエイリです。
工務店や建築設計事務所が、注文住宅の商談を行うとき、間取り図や建材・設備のカタログはもちろん、最近ではCGパースやBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)モデルでのプレゼンなど、様々なコミュニケーションツールを使います。
そんな中、DMM.com(本社:東京都港区)が提案しているのが、下の写真のような商談スタイルです。
一見、紙の資料を使った打ち合わせではないかと思ってしまいますが、テーブルの上に置かれているのは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
3Dプリンター
で作った建築模型なのです。(DMM.comのプレスリリースはこちら)
BIMやCGがあっても、建築模型は手で触ることができて温かみがあるので、将来のマイホームに対する夢をいっそうかき立てることができ、発注に向けてお客さんの背中を押すことができそうですね。
同社はDMM.make 3Dプリントという事業を運営しており、インクジェットや粉末焼結、光造形による3Dプリンターを14台保有し、ユーザーから送られてきた3Dデータをもとに様々な模型を製作するサービスを行っています。
3Dプリント住宅模型は、既にハウスメーカーや工務店などに100棟以上の販売実績があるとのことです。
こうした実績を受けて同社は、「3Dプリント住宅模型サービス」の提供を開始しました。
住宅の3DCADの3Dデータがあれば、インターネットを使って5分で注文でき、約1週間で指定の配送先に納品してくれるとのことです。事前に見積もりや資料請求も行えます。
製作できるのは「カラー模型」と「白模型」です。
カラー模型はフルカラーで、外壁や家具・家電なども3Dデータ通りに再現でき、間取りの説明なども丁寧に行えます。奥さんや子どもを味方に付けるのにも、大いに効果を発揮しそうですね。
一方、白模型はエッジをシャープに仕上げることができ、日当たりの検証にも利用できます。高額物件やデザイン性の高い建物にオススメとのことです。
対応できる3Dデータは、「STL、3MF、OBJ、3DS、FBX、STEP、IGES、PLY、VRML、WRML」の各形式となっています。
気になるお値段ですが、
カラー模型は6万6000円
から(税別。以下同じ)、白模型は4万2000円からとなっています。
「3Dプリント住宅模型サービス」のウェブサイトを見ると、現在、「初回半額キャンペーン」を行っているようです。
3Dプリンターを使って自社で模型を作る時間や労力をかけられないという方は、このサービスで外注するのも手軽でよさそうですね。