管理人のイエイリです。
高松建設は、建設会社の中でも土地活用や不動産事業についての提案や相談に力を入れている会社です。
同社の資料によると、Archicadを中心としたBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の活用も1999年からと草創期から始めており、2019年4月には、大阪本店にBIM推進室を設け、全社でのBIM推進を一斉に開始しました。
このほど同社グループの拠点として東京・芝に建設した「TGCビル」のプロジェクトでは、青木あすなろ建設とともにBIMをフルに活用し、設計での合意形成や施工計画、数量算出などを行いました。
顧客に対する提案と、BIM活用への注力となれば、プレゼンテーションの手段も当然、高度なものに進化していきます。
そこで同社は、“業界初”のプレゼンテーション設備として、
ナ、ナ、ナ、ナント、
ドーム型VRシステム
を導入したのです。(高松建設のプレスリリースはこちら)
このシステムは、東京ドームや横浜ドッグヤードガーデンなどでのプロジェクションマッピングも手掛けた、オリハルコンテクノロジーズ(本社:東京都中野区)が開発したものです。
直径約3mの半球状のドーム型スクリーン内に、高輝度・高解像度の4Kプロジェクションマッピングによって、建物の映像を原寸大で投影するシステムです。
VRゴーグルは不要のため、複数の人が同時に視聴できるため、簡単にイメージを共有しながら合意形成が行えます。
また、建物内外をウオークスルーしながら見て回る時も、専用コントローラーで自由な角度・位置で映像を見られるので歩き回ったりする必要はありません。
ここに、BIMソフトで作った建物の完成予想映像を投影すると、ハンパない
臨場感と没入感
で、建物の魅力を顧客に印象付けられそうですね。
このドーム型VRシステムは、高松建設の大阪本店(大阪市淀川区)と、東京本店(東京都千代田区)に常設されているとのことです。
BIMを使ったプレゼンに、ドーム型VRという新たな手法を使うことで、その効果もワンランク高まりそうですね。