管理人のイエイリです。
東京ミッドタウンの芝生広場では、2023年10月6日から29日まで、クリエイター 浜田晶則氏による建築作品「土の群島」が展示されています。
「幼い頃に砂場で城や山をつくって遊んだように、自由に造形された群島に触れ、身を預け、長い年月を経た土の時間と、私たちが立つ大地の下の世界について、共に想像してほしい」という浜田氏の思いから、この次世代の建築作品が生まれました。
土と言えば、自然界に豊富にある資源ですが、建築工事では廃棄物として捨てられたり、埋め戻しに使われたりと、常に脇役のイメージです。
この作品のコンセプトは、土に自然素材の硬化剤を混ぜ合わせ、デジタルテクノロジーを活用することによって、
ナ、ナ、ナ、ナント、
生命的な建築材料
として見直そうというものです。
その作品の一つとして、熊本県山鹿市の工務店、LibWorkが作成した高さ1.4mの土塀があります。
その土塀は、
3Dプリンターで“印刷”
されたもので、日本国内では最大規模のものです。
身近な土ですが、これができた時期はおそらく、数千年、数万年、場合によっては数億年も前かもしれませんね。
最新建築技術の3Dプリンタ―が、そんな歴史ある材料にあらためて目を向けるきっかけになるのは、意外なことでした。
実はLibWorkでは、3Dプリンタ―住宅「DEEP a」(設計:家所亮二建築事務所)の建設プロジェクトの実現に向けて、建設コンサルタントのArupと業務委託契約を結ぶなど、着々と準備を進めています。(LibWorkのプレスリリースはこちら)
国内はもとより、海外の発展途上国への提供も視野に入れているとのことです。こちらのプロジェクトも、気になりますね。
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