管理人のイエイリです。
地下街や地下室など、屋外が見える窓がない部屋は、どうしても圧迫感がありますね。
しかし、こんな場所でも、天窓が取り付けられ、太陽光が降り注いだりすると、一気に開放的な雰囲気になりそうですね。
凸版印刷は、そんな無理難題にこたえる画期的な新製品を2018年6月に発売しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
自然光を再現した照明
なのです。(凸版印刷のプレスリリースはこちら)
この製品は、「CoeLux Exp Sky」(コエルクス・エクスペリエンス・スカイ、以下コエルクス)というものです。イタリア・インスブリア(Insubri)大学発のベンチャー企業コエルクス社が開発しました。
太陽光と同様の波長を発生するLED照明を使っているのですが、単に照明を天井に取り付けただけではありません。
リアルな秘密は、光源からの光を、特殊なナノ粒子を固めたプラスチック樹脂のシートに照射して、太陽光が大気圏で散乱し、空が青く見える現象を人工的に作り出しているからなのです。
これを天窓のように天井に取り付けると、空のように青い天窓、太陽光のような暖かみのある黄色い光、太陽のようなまぶしいホットスポットの3つの要素が相まって、日当たりよい空間を再現します。
主な用途は都市型ホテルや商業施設、マンションですが、紫外線対策のため窓を設置していない美術館や博物館、アパレルストアの店舗や試着室なども想定しています。
また、太陽光が降り注ぐような場所にいると何となく、気分が晴れやかになる感じがしますが、果たして
メンタルヘルス効果
があるのかどうかに着目し、大学などと連携して人間に与える心理的な効果についても検証してるそうです。
凸版印刷は、タテイシ広美社(本社:広島県府中市)と連携し、この照明を販売します。気になるお値段ですが、システム価格が460万円~(送料、工費別)で、輸入期間を含む施工期間は約2.5カ月とのことです。