管理人のイエイリです。
ご存じのように、コマツは2015年から、クラウドとICT建機やドローンなどを連携し、3Dモデルによる設計や施工管理を行う「スマートコンストラクション」というソリューション事業を展開し、2018年6月までに、このシステムは国内で5500以上の現場で導入されているとのことです。
このシステムに対応して2017年に発売した新型ICTバックホー「PC200i-11」には、「KomEye」と呼ばれるステレオカメラが搭載されており、前方の地形を3Dモデル化し、土量計算などが行えます。
このバックホー向けに近く、「Kom Eye AR」という新機能が追加されることなりました。
運転席の搭載したモニターに、
ナ、ナ、ナ、ナント、
3D設計面をAR表示
するものなのです。(コマツのプレスリリースはこちら)
このシステムを使うと、バックホーで作業しながら、将来の完成イメージを直感的に確認することができます。
また、設計図上で建機の現在位置や向いている方向、姿勢などの状況も2Dミニマップで確認できます。
そして、3D設計図は
クラウドからダウンロード
できるので、設計が修正されてもオペレーターは運転席にいながら最新データをゲットできるのです。
「Kom Eye AR」は、“面白法人”の看板を掲げるカヤック(本社:神奈川県鎌倉市)とコマツが共同開発しているもので、2018年8月に市場導入を予定しています。
建設業界では他社と連携して生産性向上などの技術開発を行う「オープンイノベーション」が進みつつあります。コマツのスマートコンストラクションに、カヤックの遊び心が加わることで、現場を楽しくするいろいろなツールが生まれそうですね。