管理人のイエイリです。
先週の金曜日(2021年6月18日)、イエイリはアナザーブレイン(本社:長野県富士見町)の代表取締役、久田智之さん、ホロラボ(本社:東京都品川区)のCOO、伊藤武仙さんと、オンライン会議を行いました。
アナザーブレインは、国土交通省が公開した都市のデジタルツインプロジェクト「PLATEAU」と互換性のある3D都市モデルプラットフォームサービス「toMAP」を公開しました。
一方、ホロラボはBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)をtoMAP用に自動変換し、一体的に扱えるシステムを開発しています。(詳しくは、2021年6月4日付けの当ブログ記事を参照)

オンライン会議に参加したホロラボCOOの伊藤武仙さん(右上)と、アナザーブレイン代表取締役の久田智之さん(右下)(特記以外の画像:家入龍太)
当然、会議のテーマはPLATEAUについてですが、上の会議風景を見ているとなんやら楽しそうです。
いったい、何を話していたのかというと、当サイト、建設ITワールドが、
ナ、ナ、ナ、ナント、
建設DX展にブース出展
することになり、その展示物をどうするかについて知恵を絞っていたのです。(建設DX展のウェブサイトはこちら)
建設DX展(主催:リード エグジビション ジャパン)とは、ジャパン ビルド展の一環として2021年に初めて開催されるもので、9月29日~10月1日に関西展(会場:インテックス大阪)、12月6日~8日東京展(会場:東京ビッグサイト)が行われます。
建設ITワールドとしては、この機会に来場者の皆さんにできるだけ楽しんでもらえるコンテンツを提供したいと考え、テーマを「PLATEAUで遊ぼう!」に決定。この分野で「プロ中のプロ」である両社に協力を依頼したところ、快諾していただいたというわけです。
いったい、どんな会議だったのかを振り返ってみましょう。まず、ブース出展というからには、ブースをどう作るかを決めなければなりません。ここは出展社であるイエイリが、「3Dマイホームデザイナー」を使ってたたき台を作りました。
BIMソフトではありませんが、3Dマイホームデザイナーは他のソフトとデータ交換できる「.glTF」形式に書き出すことができます。
そこでglTF形式に書き出したデータを共有したところ、武仙さんがほんの数秒にうちに、ブースデータをPLATEAU上に配置しました。
その場所はどこかというと、東京駅のホーム屋根の上だったのです。この早ワザには、久田さんも思わずニヤニヤしていました。
PLATEAUは建物のテクスチャーが付いた高精細の「LOD2」モデルが有名です。
その一方で、各建物には属性情報が付いており、それを活用することで建物を色分けしたり、建物名を表示させたりといった別の見せ方も「新しさ」を感じさせてくれます。
下の図は大阪展の会場付近の街並みを色分け表示したものですが、なかなか美しいですね。
このほか、PLATEAUを使った遊びとしては、
ビルの間を超低空飛行
するというアイデアも飛び出しました。
この日は、PLATEAUを使ったいろいろな遊び方を、ブレーンストーミング的にワイワイガヤガヤと話し合っているうちに、あっという間に時間オーバーとなってしまいました。
お二人とも、本業の合間にご協力をお願いしていますので、あまりご負担にならないようにと気を付けてはいますが、ついつい、話が盛り上がってしまいます。本番までには、実行可能な線でまとめないといけませんね。
というわけで、イエイリはその後、下記のようなシート状の製品や突っ張り棒状の製品などを、ネットで注文しました。
9月の関西展、12月の東京展では、手作り感あふれる建設ITワールドのブースがどこかに登場しますので、皆さま、ご期待ください。